クリスフェル ギルド 夜
クルーゼ「まずアムルたち3人には
国家反逆罪になってもらう
アムル「・・・・・・・」
リムル「・・・・・・・」
ラドゥム「・・・・・・・・」
クルーゼに近寄り首襟を両手でつかみ
リムルは言う
リムル「協力するのも そこが最大のネックって言ってるでしょ!
アズベスから何を聞いた!まさか聞いてて その答えか!?」
アムル「お姉ちゃん!本気で首をしめたらクルーゼ死んじゃう!?」
ラドゥム「やめろリムル?」
リムル「だって こいつ なに言ってるか わかってないでしょ!
逆に わかってて言ってたら殴りたくなるんだけど!?」
ラドゥム「話を最後まで聞け これで終わりではないのだろ?」
クルーゼ「(・・・あれ・・ここで終わりって
言ったら どうなるだろ?)」
ラドゥム「話を続けてくれクルーゼ「?」
いや これで終わりだけど?
アムル「・・・・・・・・」
リムル「・・・・・・・・」
ラドゥム「・・・・・・・・」
ラドゥムは刀を抜き!
アムル「それ!今度はマジで死んじゃうからラドゥム!?」
リムル「クルーゼ!ラドゥムが冗談 通じないって知ってるでしょ!?」
クルーゼ「ごめんなさい!今度はマジで ちゃんと言います
だから殺さないで!?」
クルーゼの懇願で とりあえず その場は収まった
クルーゼ 今度は真面目に話を切り出した
クルーゼ「俺の作戦の協力してもらうこと自体
グレンハム王国に逆らうことだから
国家反逆罪は免れない」
アムル「そうなったら私たちはグレンハム王国に居られなくなる」
クルーゼ「1年間だけ居られなくなるではダメか?」
アムル「その1年で なんとかなるの?」
クルーゼ「俺の国 ラグガイア王国に かくまってもらう
同時に外交手段によりアムルたち3人を
国家反逆罪の取り消しを求める交渉をする」
リムル「それが うまくいくとでも?」
クルーゼ「グレンハム王国とラグガイア王国は友好国だ
俺たちのことで国家間の関係を悪くすることを
ラフィスは望まないだろう」
クルーゼ「それにラグガイア国王 スバーシアは
世界国家群アリーゼの当主でもある
ラグガイア王国は どの国も
1番 敵にまわしたくない国だ」
ラドゥム「それで私たちの罪を消すか」
アムル「問題があるよ?どうやってラグガイア王国に行くの?
グレンハム王国からアキを救っても脱出できないなら意味がない」
アムル「それにグレンハム王国の交通網が国家反逆罪になった
私たちが使えるはずないわ」
クルーゼ「そこはグレンハム王国にあるクアーバを奪い
一気にラグガイア王国に向かう
最高時速で飛べば5時間でラグガイア王国に到着する」
アムル「その事をラグガイア王国 スバーシア王と
話はついてるの?」
クルーゼ「いや これからだ」
リムル「話にならないわ本当に かくまってくれるか
助けてくれるかもわからないじゃない!?」
クルーゼ「俺たちの可能な限りの手段でスバーシアには納得させる」
アムル「絶対という保証がなければ
私たちは その作戦に参加できない」
クルーゼ「絶対という保証はできない」
リムル「・・・あのね・・絶対 納得させる 俺を信じろくらい
言えないの?」
ラドゥム「リムル?できるかどうか わからないのに
信じろなんて言われたら私はクルーゼを信用しない」
クルーゼ「最善を尽くすとしか言えない」
ラドゥム「そこはクルーゼに任せるとして
この作戦に報酬は どこまでだす?」
アムル「ラドゥム!アキを助けに行くのに報酬の話なんて!?」
ラドゥム「アムル?私たちには日々の生活がある
生きるために金は必要だ
さらには1年間はクリスフェル村を離れる
クルーゼはラグガイア国王を説得させると言うが
必ず説得できる保証もない」
ラドゥム「クルーゼが説得に失敗したら私たちは永久に
クリスフェル村に帰れなくなる」
ラドゥム「保証もなく私たちに覚悟を決めさせる行為に
それに見合った報酬はでるのだろうなクルーゼ?」