レニィアーゼの冒険日誌

クリスフェル　ギルド　夜

クルーゼ「お前たちの給料の３０年分でいいか？」

リムル「３０年分ですって！？」

ラドゥム「それは払える保証もないラグガイア王国の資金頼りか？」

クルーゼ「俺のストーリーでの給料　全財産だ
　　　　　エンド・ワールド時代末期
　　　　　第３人類との決戦で全面戦争にならなかったこと
　　　　　フェルク騎士団の乱でサージェンとの決戦
　　　　　それも全面戦争にならなかったこと
　　　　　この２つの功績で褒賞され階級も上がってる
　　　　　３０年分くらいだせるさ」

ラドゥム「なぜ　そこまでして私たちの手を借りたい？
　　　　　それだけ資金があれ猟兵軍でも雇えるだろ？」

クルーゼ「どこに居るんだよ？アキを救うため
　　　　　グレンハム王国を敵にまわしてもいいバカは？」

ラドゥム「私たちくらいだな」

　　　　　　　　　給料３０年分は　いらない

リムル「ちょ！ラドゥム！？」

ラドゥム「なんだ　ほしかったのかリムル？」

リムル「・・・まあ・・否定できないけど」

ラドゥム「クルーゼ　お前を試した
　　　　　アキを救出する作戦で　どこまで本気なのかをな
　　　　　払う報酬が大きければ大きいほど本気なのかがわかる
　　　　　だが　まさか全財産か」

ラドゥム「その作戦に参加しよう　クルーゼの本気が見えた」

リムル「ラドゥムほどの男を納得させるとわね・・・
　　　　なら私も参加するわ　あんなバカ（アキ）だけど
　　　　散々　世話になったし　ほっておけない」

アムル「私も参加します！」

ラドゥム「２つばかり条件がある　ジェイクも参加させてほしい」

クルーゼ「人では多いほど　ありがたい」

ラドゥム「もう１つ　私たちがクルーゼの作戦に参加することで
　　　　　クリスフェル　ギルドが犯罪組織になってしまう
　　　　　それを　なんとかしてほしい」

　　　　　　　　それについては心配するな

ラドゥム「ラウド？」

　　　　　　　　ラウド　クリスフェル　ギルドの管理人

ラウド「本日付でアムル　リムル　ラドゥム　ジェイクを
　　　　クリスフェル　ギルドから解雇する」

アムル「ありがとうラウドさん」

ラウド「あ？俺は　解雇するって言ってるんだぜ？」

アムル「ギルドと関係なくなれば
　　　　ギルドが犯罪組織にならずに済みます」

リムル「でもグレンハム王国が難癖つけてきたら」

ラウド「大丈夫だ　俺を信じろ？」

リムル「・・・こっちは　できるか　どうか　わからないことに
　　　　・・・信じろと言ってるけど」

ラドゥム「ラウドなら心配ないレオン大将軍の師だからな」

クルーゼ「よし　アキを助けにグレンハム城に向かおう」

ラドゥム「行くなら明日の夜でいいか？」

クルーゼ「そんな　悠長なこと言ってたら！？」

ラドゥム「お前ら騒ぎを起こしたばかりだろ？
　　　　　グレンハム城の警戒レベルも上がっている」

ラドゥム「それにバローザほどの敵と戦ったんだろ？
　　　　　消耗してないとは言わせない」

クルーゼ「なら明日の朝に！？」

ラドゥム「グレンハム国民が動き始めた中　しかけるのか？」

クルーゼ「（・・・けっこう冷静で回りが見えている
　　　　　　並みのストーリーより　はるかに上をいっている）」

クルーゼ「わかった　明日の夜にしかける」

ラドゥム「話の　わかる男で　よかった」

　　　　　　　　　クルーゼが宿に帰ったあと

　　　　　　　　　ため息を　もらすアムル

ラドゥム「どうしたチーム長？」

アムル「解雇されてるんだからチーム長はないでしょ？」

アムル「アキがチーム長を退いてから
　　　　なぜ私をチーム長に　推したんですかラドゥム？」

ラドゥム「・・・・・・・・」

アムル「アキがクリスフェル　ギルドに来る前は
　　　　ラドゥムがチーム長だった
　　　　元に戻せばいいのに」

ラドゥム「チーム長を続ける自身がないのか？」

アムル「クルーゼとの話でもラドゥムとの実力の差がわかる
　　　　クルーゼの本気を探ること
　　　　話の主導権を握り提案を上げクルーゼを納得させた
　　　　グレンハム城の警戒レベルなど周りも見えてる」

アムル「ラドゥムがチーム長に戻ればいいのに
　　　　なぜ私をチーム長に推したんですか？」

アムル「みんなも”ラドゥムが言うのなら”で納得しました
　　　　私　個人の能力ではなくて」

ラドゥム「アムル？人は何があれば信頼し
　　　　　ついて行くと思う？」

アムル「統率力と知恵ですか？」

ラドゥム「違うな　答えは自分で見つけ出せ？
　　　　　アムルには　備わっているから
　　　　　私はチーム長を退いた
　　　　　もしかしたら　この作戦でわかるかもな」