ジュレッドの町
セイ「な~に もしかしてレニィ?
キャラデリでもしようとしてるの?
レニィ「キャラデリか・・・
そうだな それもいいかもしれないな・・・」
レニィの首襟をとってセイライトは言う
セイ「なにがあった?どうしたの?冗談で言ったのに
マジでド・ストレートな言葉になってたの!?」
セイ「言っておくけど去年のドラクエ10生誕祭で
私がキャラデリしようとしてたのを
レニィが そう言って止めてたなって
そのことを逆に言おうと冗談で言ったけなのに!?」
レニィ「でも私には もうドラクエ10を続ける気力もない
アンケートの結果ストーリーが人気だったから
運営さんはストーリーに力を入れてると言うが
ストーリーが終わったら何が残る?
セイ「そこが1番の課題だよね」
レニィ「何も残らないなら もうドラクエ10やめようかと・・・」
やめてみれば?
レニィ「・・・・・・・・」
セイ「やめてみると良いよレニィ?」
レニィ「・・・ずいぶん冷たい良いようだなセイ?」
セイ「なに?止めてほしかったの?}
レニィ「そういうわけじゃ・・・」
セイ「引退しろとは言ってないよ?
少しドラクエから距離 置いたほうがいいわね」
レニィ「わかったよ・・もう二度とドラクエなんてするもんか!」
そのままレニィはログアウトした
セイ「どうせ見えてないし知らないんでしょ?
やめてる時間に それが見つかるわよ」
あ!セイだ!セイ!お願い聞いて!?
セイ「アスじゃない?どうしたの?」
アス「レニィがドラクエやめるかもしれないの!
お願い力になって!?」
セイ「あ~それなら
ドラクエやめてみればってオススメしたところ
アス「なんで そんなこと言うのよ!?」
すごい けんまくで怒りだしたアス!
セイ「レニィは わかってないのよ 気づいてないの
きっと ありふれたこと過ぎてマヒしてるのかもしれない」
アス「いったい なにに!?」
セイ「”気づいたら”きっと帰って来るわよ
その時には ”ちゃんと それが見えてるはず感じるはず”」
アス「それができなかったら!?」
セイ「もうレニィは戻って来ないんじゃないかな」
パァン!
セイライトを平手打ちしたアス・・・
セイ「ずいぶん ひどいことするねアス?」
アス「ひどいのはセイでしょ!本当に帰って来なかったら
どうするのよ あなたのせいだからね!」
涙をポロポロこぼしてアスは言う・・・
そして そのままどこかへと行ってしまった・・・
セイ「・・・・」
セイ「本当 レニィって罪だわ
女の子は こんなに泣かせるんじゃないわよレニィ?」
セイ「でも あなたなら感じられるはず 見つけられるはず
だから それを信じた。帰ってきなさいねレニィ」
1日が経ち
グレン住宅村
アス「レニィ・・インしてないね・・・」
シェイン「やっぱ もう やる気ないのかなドラクエ」
アス「なんで・・そうなっちゃったのよレニィ・・・」
三日が過ぎ・・・
アス「・・・・・・・・・・」
シェイン「大丈夫だって レニィなら帰って来るって」
アス「なんで・・そんなこと言えるの・・・」
アス「もう!帰って来ないわよ!あんなやつ!
レニィ!あなたのせいで こんなに苦しいのに!
なんで なんで!帰って来ないのよレニィ!」
シェイン「アス!」
シェインはアスを抱きしめて・・・
アスは声を上げ ただ泣いていた・・・
シェイン「(レニィ・・あのバカ
本当にドラクエやめるつもりかよ!
こんなに泣く人間がいるんだぞ!
帰って来いよレニィ!!」
外には冷たい雨が降っていた・・・
まるで・・アスが流す涙のように・・・