かわされた・・俺のア・カーゼが・・・
グレンハム王国 王宮庭園 深夜
ルダ「(ア・カーゼはフェルクに見極められてる
なら違う戦法で・・・え!)」
ア・カーゼを使い何度もフェルクに
斬りかかるクルーゼ!
だが簡単に かわされる
フェルク「無駄だと言うのが わからないか?」
クルーゼ「貴様!」
何度もア・カーゼで攻撃するも
難なく かわすフェルク
ルダ「ガティレイア!フェルクにア・カーゼは もう無理だ!?」
うるさいんだよ!
ルダ「ガティレイア・・・?」
クルーゼ「こんな・・こんな簡単に かわされるわけない
俺の・・最高の切り札なんだぞ!」
ルダ「現実を見ろ!現に簡単に かわされてるじゃないか!?」
フェルク「言わないであげたほうがいいルダ君?
最高な切り札だからこそ認めたくないのだよ?」
フェルク「クルーゼ?君は そのア・カーゼを習得するのに
何年かかった?
それとも君の人生に迫るくらいの時をかけたか?」
クルーゼ「・・・・」
フェルク「血反吐を吐くような思いをして
身体も神経も精神もすり減らして
やっと手に入れたア・カーゼ
刹那の鼓動と言う武器を持っていながら
こだわるのは
ア・カーゼは 君のすべてだったのか?
クルーゼ「黙れ!?」
何度もア・カーゼで攻撃するも
ルダ「(やはり簡単に かわされてしまう)」
フェルク「君のア・カーゼ 君自身の身体を錯覚のよって
ブレさせることで”本当の君”を見つけるのが困難だ
だが最少動作ゾーンを使えば
半径5mで君を感じさせてくれる
本当の君が わかるから対応できる つまり
君のア・カーゼは最少動作ゾーンを相手に
恐ろしいほど相性が悪い
クルーゼ「・・・・」
フェルク「さて 今度は私から攻撃してあげよう」
ルダ「ガティレイア!呆けているな!攻撃が来るぞ!?」
微動にすら動かないクルーゼ・・・
ルダ「ガティレイア!?」
フェルク「君に・・・
絶望を教えてあげよう
スピード5倍 究極系 刹那の鼓動!!
クルーゼ「・・・・」
クルーゼの正面 背後 両側面
上から刹那の鼓動を浴びせるフェルク!
ルダ「ガティ・・レイア・・・?」
その衝撃で宙にうかび
地に叩きつけられた!!
ピクリとも動かないクルーゼ・・・
フェルク「己を否定することも強さの内なのだが
ア・カーゼに固執しすぎだ」
フェルク「もうクルーゼは立てやしないさ
私の刹那の鼓動 5方位攻撃によって
身体に鼓動のような攻撃を
500受けたのだからね」
フェルク「これで立てる人間は もはや人間ではない」
フェルク「ルダ?次は君の番だ
圧倒的力量差を見せて絶望を与えてやろう」
ルダ「・・・ガ
・・・ガティ・・レイア
フェルク「ほう?」
立ち上がったクルーゼ・・・
フェルク「よくもまあ 立ち上がれたものだな?」
クルーゼはア・カーゼの構えをしている
フェルク「なぜ こだわる?」
フェルクにア・カーゼで突進する!
フェルクの魔力弾が飛んできて被弾する
クルーゼ「く・・うおお!」
フェルクの魔力砲撃が飛んできて
その衝撃で後方の壁まで ふっとばされ
壁に激突し身体は地に落下した・・・
フェルク「・・・
悲しいね・・ねえ・・クルーゼ・・・?