クリスフェル村 クリスフェルギルド 朝
扉を開けてギルドに入るアキ
そこに!誰かの右ストレートがアキを襲う!
???「かわしたか!?」
アキ「・・・てめえ!どういうつもりだ!」
???「どうも こうもないわ!この浮気猿!?」
アキ「・・・なんのことか知らんが
思いっきりグーで殴られたら
殴られた方が すごく痛いと知っているか!?
リムル・アートチェミス!?
リムル「・・・嫌だったら選びなさいよ!あなたは!?
ミカとメアリーどっちを取るのよ!?
アムル
ジェイク
ラドゥム「・・・・・・・」
突然の事と リムルの衝撃の言葉に
辺りが静まり返った・・・
ラウド「なにやってるんだ お前ら?」
アムル「・・・なに・・やってるんでしょうね朝から」
リムル「さあ!答えなさいよアキ!?」
俺にはどっちを取るなんて選べないよ!!
リムル「な なんですって!?」
アキ「どっちも好きなんだ!
しかたないだろ好きになっちゃったんだから!?」
リムル「この・・最低男!?」
ラドゥム「やめておけリムル?」
リムル「なんでよ!?」
ラドゥム「アキに遊ばれてると気づかんか?」
リムル「・・・え」
アキ「あ・・バレてた?」
リムル「(認めやがった こいつ!)」
ラドゥム「突然の出来事に咄嗟の気転と対応 さすがだなアキ?」
アキ「・・・これ・・褒められても うれしくないけどな」
あれ?なんでアキがクリスフェルギルドに居るの?
アムル「いらっしゃい 遊びに来たのミカ?」
ミカ「うん でもアキの勤務先って
グレンハム王国じゃないの?」
アキ「今日は こっちの日」
ミカ「ふえ?」
ラドゥム「アキはレオン大将軍から特命を受けている
グレンハム王国が危機に陥ったら
グレンハム王国の外側の戦力として
その危機を救うというな」
アムル「そのためにクリスフェルギルドや他のギルドなど
共闘するために顔を出してるのよね」
ラドゥム「グレンハム事件では そのアキの役目を
クルーゼがやったわけだ」
アキ「クルーゼには頭が上がらないよ」
ミカ「アキって
クリスフェルギルドに居ることが多いの?」
アキ「どちらかと言えば そうだな
15時から王国にも顔を出すんだがな」
ラドゥム「クリスフェルギルドは今のところ問題はない」
アキ「だろうな レオンの師である
ラウドのおっさんも居るし
ラドゥムやアムルも居るんだ
何も心配してないよ」
アムル「私が居るから心配ないって買い被りよアキ?」
アキ「良いチームリーダーだと思うけどな
どこかの誰かに鍛えられたからか
仲間の気配りや空気を読んでの行動
クリスフェルギルドで並ぶ者いないんじゃないか?」
リムル「どこかの誰かとは誰だアキ!?」
アキ「別にリムルだと言ってないよ?」
リムル「思いっきり言ってるじゃん!?」
アムル「アキ?聞きたいことがあるんだけど
人は何があれば ついて来るのかな?
アキ「その答えは自分で探す物だよアムル?
人それぞれに答えがあるだろうしな」
アムル「ラドゥムは家柄だと言ったけど
それではないと思って
アキもラドゥムもチームリーダーしてるとき
どっちも家柄が良いところなんて見せなかった」
アキ「家柄と言うのはラドゥムらしい超現実的な答えだよな」
ラドゥム「ウソは言っていない
時として人は家柄でついてくる」
アキ「アムルは それを生涯の答えにしたら?」
アムル「え?」
アキ「この世界に生きて見つける物
人は そこにたどりつくために
自分の答えを探すために生きてるのさ」
アムル「アキにとって それは?」
アキ「悲しみを可能な限り0に近づけること」
リムル「理想論者だよねアキって
そんな世界があると思ってるの?」
アキ「無いと思ってるよ?」
リムル「・・・言ってること めちゃくちゃ」
アキ「人間が次の進化に進めば可能かもだけどな」
ミカ「マイの言葉
人は今 1つ先の進化に近づきつつあると」
アキ「知ってたのかミカ」
ミカ「不思議な女神の一族だからね
マイのこともルイジェネウスの歴史書に載ってた」
アムル「人間の1つ先の進化か
すごいと思うけど何か怖いわね」
アキ「そればかりはフタを開けてみないと わからないな」