クリスフェル村 リムルの家
眠りから目が覚めたリムル
リムル「・・・私・・寝てたの?」
回想
アムル(ミナイシュ)「お姉ちゃん?」
回想 終了
そこには・・アムルはいない・・・
リムル「・・・居るわけ・・ないよね
だって・・アムルには本当の家族が居るんだもん」
起きたのか?
リムル「・・・ジェイク?・・アムルは?」
ジェイク「・・・」
リムル「ねえ!アムルは どこに居るのよ!?」
ジェイク「・・・
本当の家族の居るところにだ
リムル「私だってアムルの家族よ!?
私はアムルの お姉ちゃんなんだから」
ジェイク「もうアムルと言う名前ではない
ミナイシュ・ザン・ゼネスだ
リムル「う・・うぅ
うああああああああああ!!」
ジェイクの身体にもたれ
激しく泣いているリムル・・・
ジェイク「泣けばいい
本当に悲しい時は泣けばいいんだ
そうしないと人は壊れてしまうから」
リムル「うあああああああああ!!」
クリスフェル村 クリスフェルギルド
ラドゥム「ラフィス王はミナイシュに会えて
喜んででもいるのだろう」
アキ「・・・」
ラドゥム「ラフィスは満足だろうな
ラフィスは いつも孤独を抱えていた」
ラドゥム「フェルクの血を引く者が孤独で戦っている
でも今は血をわけた姉がいる
もう孤独ではないだろう」
ラドゥム「いま本当に孤独を感じているのはリムルだろうがな」
アキ「・・・・・」
ミカ「ラドゥム!何も そこまで言わなくても!?」
ラドゥム「なぜリムルのことも考えてやれなかった?
この世界から悲しみを0にするとか?
ラドゥム「わらえる話だな
アキ自身がリムルに
悲しみをプレゼントしたのだろうが?
ミカ「ラドゥム!?」
いいんだよミカ
アキ「ラドゥムの言った通りさ
俺がリムルに悲しみを与えてしまった・・・」
アキ「・・・全部・・俺が悪い」
ミカ「・・・アキ」
グレンハム王国 王宮
カルセ「ミナイシュ様は いかがしますか?」
ラフィス「当初の予定通りだ 準備してくれ」
カルセ「・・・頑固な方だ」
ラフィス「私は傲慢でね
思った通りに世界が動かないと気が済まないのだ」
クリスフェル村 翌朝
リムル「朝か・・でも そこにアムルは居ない・・・
リムル「・・・やけに・・部屋が広く感じるな」
その広い空間に悲しみを感じるリムル
リムル「・・・孤独に・・なることに慣れなきゃね」
玄関から音がする
リムル「ジェイクかな」
扉を開けたリムル
リムル「・・・え」
ただいま お姉ちゃん?
リムル「・・・なんで・・ここに
アムルが・・居るの・・・?
アムル「どうしたの お姉ちゃん?寝ぼけてるの?
え・・・えぇ!」
アムルの手を引っ張り
クリスフェルギルドに向かうリムル
アムル「どうしたのよ お姉ちゃん!?」
クリスフェルギルドに居た
チームメンバーも その声に気付いた
アキ「アムル!?」
ミカ「アムルが帰って来た!?」
ジェイク「なんでだ!?」
ラドゥム「これは ミナイシュ殿下と お呼びすればいいのか?」
アムル「もう なに言ってるのよラドゥム?」
リムル「どうして帰って来たのよアムル!?」
アムル「どうしてって
三日たったら帰って来るって言ったじゃない