レニィアーゼの冒険日誌

宇宙　ルイジェネウス宙域


　　　　　　　ガティレイアの斬撃がミカに迫る！


ミカ「・・・



　　　　　　　　守ってやるよミカ



ミカ「・・・私を・・守ってよアキ！？」



回想　半年前

ルガスタ　クリスフェル村　夜　浜辺

アキ「フェルク騎士団の科学者である両親が
　　　新型のスキルを発明した
　　　それを使っての研究で何人も命を落としたらしい」

ミカ「それって！？」

アキ「俺が　そのスキルの実験台にならないと
　　　父さんと母さんの命が危ない」

ミカ「アキ！？」



　　　　　　　ミカを抱きしめるアキ


ミカ「・・・アキ」

アキ「・・・


　　　　　　・・・一緒に・・居られなくてごめん


アキ「できれば・・・


　　　　　
　　　　　　　　ずっと・・ミカと一緒に居たかった



ミカ「・・・



　　　　　　　　私の前からアキがいなくなって

　　　　　　　　私の世界は変わった

　　　　　　　　・・・そして・・私は



　　　　　　　　　　　回想　終了


宇宙　ルイジェネウス宙域

ガティ「そこまで悲しい想いをして
　　　　それでも失った過去を取り戻したくて
　　　　いま　こうして戦っているのか？」

ミカ「世界は・・変わる・・・
　　　望んでも望まなくても・・世界は変わる・・・」

ミカ「・・・アキとの・・一緒に居られた世界も変わる」

ガティ「俺も好きな女の子が居るんだ
　　　　その子のためにルガスタを奪わなければならない」

ガティ「惑星フェイルアムと心中させたくない」

ミカ「だから　あなたは悪魔になろうと？」

ガティ「世界は変わる　変えることができる
　　　　ほしかった未来を手に入れるために


　　　　　　　　　世界を変えてやろうよ？


アス「宇宙に光！信号弾だと！？」

テルーダ「第３人類が退いていく！？」


　　　　　　　　ガティレイアたちは退却した

　　　　　　　　８隻の大艦隊と共に去って行った


アス「あのままだと　やつらはルガスタに戦争を！？」

テルーダ「追撃を！？」


　　　　　　　　　その必要はありません


アス「ミカ？」

ミカ「ルガスタ　グレンハム宇宙軍に連絡を
　　　第３人類の大艦隊がルガスタに迫っていると
　　　宇宙軌道上に居る彼らに連絡を」

テルーダ「了解しました」

　　　　　　　退いて行った第３人類の

　　　　　　　方向を見てミカは言う

ミカ「これが・・・


　　　　　あなたの望みなんでしょ？ガティレイア？



宇宙　ガティレイア宇宙軍

ベアヌ「ルガスタ大気圏周辺で
　　　　ルガスタ宇宙軍と戦争になるだと！？」

ルダ「どうして？」

ガティ「不思議な女神の　ミカたちが
　　　　第２人類に俺たちがルガスタに進軍してると伝えたのだろう」

ベアヌ「ならルイジェネウスに接触しなかったほうが
　　　　良かったんじゃないかよ！？」

ルダ「ガティレイア　まさか？


　　　　　　　”こうなってほしかったのか？”


ガティ「さすが１２歳の若さで”フル・ロスト”に
　　　　選ばれる天才だねルダ？」

ガティ「不思議な女神に
　　　　”こうしてほしかった”から接触した」

ベアヌ「そうなったらルガスタ大気圏周辺で
　　　　戦争になるんだろ！？
　　　　なんで　それを望む！？」

ガティ「さあ？なぜだろうな？？」

ベアヌ「茶化すな！？」

ルダ「なぜ　これを望んだの？」

ガティ「俺の考えた通りに事が運べば


　　　　　　　　　希望が見えるかもしれない


旗艦　ヴァリトス　ブリッジ

ルダ「大きいね　あれが私たちフェイルアムから
　　　見上げてる月と言う物なんだね」

ガティ「月を　こんなに近くで見ることになるとわな」

ルダ「ねえガティレイア？覚えてる？
　　　半年前にガティレイアに言ったこと？」

ガティ「あぁ　軍人が何を言うんだろうなって思った」

ルダ「あの時　言った言葉


　　　　　戦争がハッピーエンドで終わるのは違う