アスティンの街
もう日が暮れようとしてる最中
二人の人?の姿が見える
雨がザーッと降っていて
辺りには微量な霧が出ていた
少年は その人?に向かい口を開く
ラディカ「君はさ 僕が死ねと言えば死んでしまうの?」
ヴォーム「はい」
ラディカ「なんで?」
ヴォーム「それが私の使命ですから」
ラディカ「・・・そんなの・・おかしいよ」
なぜですか?
ラディカ「だって おかしいじゃないか!
君だって生きているんだろ!なのに!?」
ヴォーム「生きているか どうかは知りません
それに私は人ではないようですし」
ヴォーム「この世界では あなたのほうが
おかしいと認識しています」
ラディカ「え?」
ヴァーム「なぜ 造り物の この私を
大切に思ってしまうのですか?
用が済めば また何かを造ればいい
それだけのはずです」
ラディカ「・・・・・」
ヴォーム「そんなに”使うのが”怖いですか?」
ラディカ「君は・・それでいいの?」
ヴォーム「良いも悪いも それが使命で
私の生きる意義ですから」
ラディカ「そんなの・・・
・・・残酷すぎるよ
グレン住宅村
レニィ「誰か どこかの作家さん
サクリファイスを使えない
デスマスターの話 作ってもらえないかな
アス「創ればいいじゃんレニィ?」
レニィ「これって勝手に作ったら
弁護士が家に遊びに来るようなやつだろ?
人様の作品だし」
アス「その辺の事情 私はわからないな」
レニィ「けっこう この話なら書けそうなのにな」
アス「なんだっけ?どこかの会社から許諾をもらって
書けば良いんじゃないの>」
レニィ「私 物書きのプロじゃないし
いろんな事情があって
そういうことできないんだよね」
アス「面白そうなのに レニィが書いた
その話」
レニィ「そういうわけで どこかの作家さん
サクリファイスが使えない
デスマスターの話なんて
どうでしょうか?