それじゃあ行ってくるね 姉さん?
クリスフェル村 朝 4時
リムル「なんでアムルだけ遊びに行けるのよ!?」
アムル「有給とったから?」
リムル「クリスフェル村のチームリーダーが
遊びに行くって どういうことよ!?」
アムル「その事ならラドゥムに引継ぎしたし
お姉ちゃんとしてはラフィの面倒見なきゃ」
アムル?迎えに来たぞ?
アムル「それじゃあ行ってくるね」
リムル「ずる~い!ちゃんとお土産買ってくるのよ!?」
出かけて行ったアムル
ジェイク「どこに行くんだアムル?」
リムル「フィスカ山に1週間キャンプだって うらやましい」
ジェイク「・・・え」
リムル「楽しいキャンプ満喫してくるんだろうな」
ジェイク「・・・
・・・楽しいキャンプに・・なるかな
クリスフェル村 入口
アキ「やっとラフィス達が到着したか」
ラフィス「疲れた・・少し休憩に・・・」
アキ「・・・お前・・何しに来た?」
ラフィス「グレンハム城下町からクリスフェル村まで
馬で駆けて半日の距離なんだよ」
アキ「・・・え・・馬で来たの?」
ラフィス「他に どうやって来るとでも?」
アキ「クアーバに乗って空から来るのかなと」
ラフィス「・・・山登りが・・バカらしくなるだろ?」
クルーゼ「でも・・・
・・・みんなクアーバで来たよな
ラフィス「・・・なに?」
アズベス「俺もクアーバで来たし」
クルーゼ「俺もクアーバで来た」
ラフィス「・・・貴様ら
平時の際にクアーバを許可なく使うことは
軍法で禁止されてるのだが?
アズベス
クルーゼ「・・・え」
ラフィス「クアーバは少数乗せて空を飛ぶことのできる鳥で
グレンハム軍の軍事機密で
他国にクアーバのこと知られたくないのだが?」
アズベス「でも ほとんどの国が
グレンハム軍にクアーバがあること知られてますよ?」
ラフィス「だからこそ!さらに知られたくないのだが!?」
アキ「あ~あ 降格物だなアズベスとクルーゼ?」
ラフィス「そのように処分し!」
本当に それでいいのか?
クルーゼ「有能な人間には理由が無くても
階級を高くして能力を振るってほしいのだろ?
俺は先の戦争の”乗り移り事件”で
隊を率い その事件を解決したことに
大いに貢献している」
ラフィス「・・・」
クルーゼ「せっかく上げた俺の階級を下げてもいいのか?」
ルダ「(・・・露骨に こいつは)」
ミカ「(・・・権力者の闇を見た気がする)」
クルーゼ「というわけで階級を下げるのは
アズベスくらいにしておいてください」
アズベス「なんで俺!?」
ラフィス「アズベスくらいなら一階級くらい降格しても
なんの支障もないな」
アズベス「じゃあ!ルダも降格させろよ!
クアーバ使っただろうが!?」
クルーゼ「てめえ!アズベス!?」
アズベス「ひとりで沈むものかよ!
こうなったら みんな巻き込んで!?」
アキ「そもそも
ルダはグレンハム軍ではないからな?
アズベス「・・・」
アズベス「だって乗り移り事件では!」
ルダ「私はクルーゼの戦争を加勢しただけだが?」
アズベス「・・・・・」
ルダ「それに第3人類である私は自力で飛行できる
飛んできたのだが?」
ミカ「・・・みんな?・・・山登りする気ある?」
ラフィス「とういうわけでアズベスには」
アムル「みんな出発しますよ?
ラフィも わがまま言ってるとお姉ちゃん怒るわよ?」
ラフィス「いえ!ミナイシュお姉さん これには!」
アムル「ラフィ?みんなで遊びに行くのに
友だちを降格とか
冗談でも許さないからね^^?」
ラフィス「くっ!」
アズベス・助かったぜアムル)」
アムル「ではフィスカ山へ出発」
ミカ「私は海がよかったのに!」
アキ「海の見える村で生活してて
それでも海に遊びに行きたいかミカ・・・?」
ルダ「私はルガスタに移住して間もないから
ルガスタでの山登りは楽しみだ」
アズベス「ちゃんとルダをエスコートしろよクルーゼ?」
クルーゼ「そのくらいできて当然だろ?」
アキ「それでは出発」
みんな村から出て行く
ミユ「・・・」
アキ「あ!ミユ!何してるんだよ?
早くしないと置いて行くぞ?」
ミユ「人を空気みたいな扱いするな!?」
馬車でフィスカ山に