フィスカ山 山道 休憩所
ラフィス「フィスカ山は”神の山”とされている
その由来になったのは
約1000年前の私の先祖フェルクが
フィスカ山で神のお告げを聞いたからだ
約1000年前 この星ルガスタは
魔界と世界がつながってたのは知ってるか?
みんな「・・・」
ラフィス「どうした みんな?」
アキ「・・・いま・・魔界の話をしちゃう?」
メアリー「いまの この ご時世で魔界の話?」
ラフィス「筆者が この物語を書いたのが
2008年の頃だから問題ない」
クルーゼ「っていうか
いろんな作品で魔界 魔界って
よく使うから別にいいんじゃねえ?
ラフィス「話を続けるぞ?」
ラフィス「魔界軍の度重なる侵攻に頭を悩ませていたフェルクは
盟友ガウジアーサ共にフィスカ山に」
アキ「その盟友も まずくないか?」
ラフィス「だから この話を書いた筆者は2008年に」
メアリー「もう いいから話を続けて?」
ラフィス「神のお告げを聞きフェルクは神々から
ヴァリアスオーブという永遠の力をもらった」
ラフィス「永遠に枯れることのない魔力
その力を使うことでフェルクは
古の魔法をガウジアーサと共に使った
その力 ”世界分断”
ラフィス「魔界との関りが始まった地”ザファイド・アーク”で
それは使われ
ルガスタと魔界を分断することに成功した」
ラフィス「魔界からの侵攻を止めた人々はフェルクを称賛した
これがフェルクが英雄だと言われる所以だ」
ラフィス「さらにフェルクはヴァリアスオーブを使い
世界を混乱に落としてた一族”ギダバーク”と戦い
その悪魔たちを退治することに成功する
表向きわな
ラフィス「まだ世界に知らされていないが
フェルクが権力を手に入れ権力の中枢に浸り
自分を脅かす者たちが恐ろしくなった」
ラフィス「戦闘に長けた一族ギダバークのことが怖くなり
なんの罪もない彼らを
フェルクはヴァリアスオーブを使い
その一族を根絶やし寸前まで追い込んだ」
フィスカ山とは神に出会い
授けられた力を制御できずに狂わされた
悲しい人間を戒めにした
言われのある山だということだ
ラフィス「大きな力は間違って使えば悲劇にしかならない」
アキ「なぜ真実を世界に発表しないんだ?」
ラフィス「国が乱れる 世界も乱れるかもしれない
今は安定してるんだ なら このままでいい」
ラフィス「そういう想いが先行している」
今が安定してるのなら乱すことはない
そのために真実は知らなくていい
みか「でも私は その答えがなんであれ
真実を知りたいな」
ラフィス「これがフィスカ山に伝わる話だ」
アキ「なあラフィス? その話
・・・みんな・・知ってる
ラフィス「・・・」
アキ「・・・ごめん・・言おうと思ってたんだけど
あまりにも熱弁してるから このままでいいかなって」
ラフィス「・・・
・・・・貴様ら!
クルーゼ「今が安定してるなら乱すことはないんだろ?
だから黙って聞いててやろうっていう
俺たちの優しさだよ?」
アキ「過去にフェルク騎士団の幹部になった俺たちは
真実と戒めを知るために
リリィの授業で その話を聞かされた」
メアリー「私も」
アズベス「俺も」
クルーゼ「同じく」
ミカ「私は先代の不思議な女神から教えられたし」
ラフィス「ルダとミナイシュお姉ちゃんは?」
ルダ「クルーゼから聞いた」
アムル「アキから聞いた」
ラフィスは・・アキとクルーゼのむなぐらを取り!
ラフィス「まだ世界に知られてない秘密事項だぞ!
ペラペラ教えてるんじゃねえぞ!?」
アキ「・・・お前も つい いま ここで
ペラペラしゃべってるのを覚えているか?」
クルーゼ「結局フェルクって嫌な奴だろ なんで?
そんな嫌なやつのゆかりの地に
俺たちを連れて来た?
ラフィス「いや・・・
・・・フィスカ山が きれいだから
言われのこと忘れてた
みんな「・・・」
グレンハム城
ルモニア「”彼ら”をロックオンしました
本当に これでいいのですか?
レオン大将軍?