何がレオン・バードレから学べば良いだ
フィスカ山 雨
アズベス「あいつは気づかせるタイプで
おいそれと教えてくれない
反射神経の神髄
ハースネンが教えてくれてもいいだろ!」
お アズベスか
アズベス「アキとルダ 無事だったんだな」
ルダ「わけのわからない攻撃を受けて吹き飛ばされ
あの事件だからな」
アズベス「あの事件?」
アキ「とりあえず皆と合流しないとな」
アズベス「でも この雨で
光のサイン(この世界の通信手段)
使えないぞ どうやって?」
アキは弓矢で空に放った
アズベス「光? それの何の意味が?」
アキ「みんなバカではないんだ
はぐれた状態で この光を見ればみんな気づく」
アズベス「・・・」
アキ「気づくだろアズベス?」
アズベス「あ 当たり前だろ!?」
ルダ「(気づかない奴だと認識しておこう)」
その言葉通り 皆が集まって来た
アムル「みんな無事だった?」
ラフィス「皆を吹き飛ばす攻撃
誰がやらかしたんだか」
ミユ「よかった 合流できた」
ミカ「ふうええええぇえぇっぇ・・・」
アキ「どうしたんだミカ?」
メアリー「さすがねアキ
光を出すことで皆に気付かせるなんて」
クルーゼ「ひどい目にあった上に この雨だよ
これだけ居てフィスカ山方面の天気予報
誰も知らなかったとわ」
え 山登りって
雨の日にやるものではないのか?
みんな「・・・」
ルダ「私は雨だと知ってたんだが」
みんな「(そうだったルダはルガスタの文化に
知らないことが多すぎた・・・)」
クルーゼ「いや むしろ天気の良い日にするものだ
雨の日は返って危険だ」
ルダ「それだったら雨だと言えば良かったな」
アキ「この先に宿泊するコテージがある
そこまで行こう」
ラフィス「ずっと雨に打たれてたんだ
早く風呂で温まった方が良い」
アズベス「(みんな気づいていた あの光の意味に
なんて洞察力だ
俺だったら空に何かが光ったと
思うだけかもしれない)」
アズベス「(それに空に光を出すことで
みんなを集める手段に気付いた
アキの知恵と気転・・・)」
強いだけでは・・ダメか
コテージ 雨 夜
アズベス「なんで俺らは風呂が後なんだよ?」
ラフィス「レディファーストって言葉を知らないかアズベス?」
クルーゼ「みんな気心知れた仲間なんだし
全員で入っても良くない?」
ラフィス「ミナイシュ姉さんも居るんだぞ!?」
クルーゼ「冗談に決まってるだろ?」
アキ「暖を取ろうにも風呂以外なにも無いのな
このコテージ」
風呂
ルダ「しかし私たちが先にお風呂に入っても
良かったのか?」
メアリー「男どもと一緒にお風呂入りたかった?」
ルダ「さすがに それはごめんだな」
アムル「にしても ルダって!
なんで そんなに綺麗なの!?」
ルダ「アムル・・?・・ひゃ!」
アムル「しかも ちゃんと
身体の体型に ちょうどいい大きさだし!」
ルダ「急に触るなアムル!?」
アムル「メアリーは・・体の体型にしては
ふっくらとしてるし!?」
メアリー「・・・アムル・・そういう性格だったの?」
アムル「ミカちゃんは!?」
アムル「・・・」
アムル「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・」
アムル「・・・ごめんなさい」
ミカ「その反応が1番 失礼だぞアムル!?」
ミユ「何を騒いでいるのよ?」
アムル「ミユさん・・・でか!
この中の皆よりでかい!」
ルダ「第2人類も大きいのが好みなのか?」
メアリー「どうなんだろ?」
ミユ「大きい方が好きに決まってるじゃん
私なんて普段 男どもが私の胸を見る
視線が痛いのよね」
アムル「さわってもいいですかミユ!?」
ミユ「お金とるわよ?」
アムル「有料なんですか!?」
メアリー「もう 誰かアムルを止めて?」
コテージ
アキ「・・・なんか・・女子たち風呂 長くないか?」
アズベス「このままじゃ・・風邪ひきそうだ・・・」
クルーゼ「・・・誰だよ・・レディファーストと
言ったやつは?」
ラフィス「・・・さすがに・・もうすぐ出るだろ
・・・私たちが ずぶ濡れだと
知っているんだから」