レニィアーゼの冒険日誌

　　　　　　　　　貴方たちは誰？


ザファイドアーク東部

　　　　　　ある者が周囲に波動を広げた

　　　　　　それが衝撃としてミカ軍を吹き飛ばす！

ミカ「見に行くよ」

　　　　　　前線に出たミカとアス

　　　　　　その力の正体にたどりつく


？？？A「お前かミカ？」

？？？B「フィスカ山での一件以来ね
　　　　もう魔力は回復したのかなミカちゃん？」

ミカ「・・・なんで　貴方たちが
　　　”セクトプリオン”に　ついてるのよ！？


　　　　　ウェイバー！　リシェル！？


リシェル「さあ？なんで私は貴方の敵になったのかな？」

ミカ「こんな時も茶化してくるねリシェル！？」

リシェル「私の性格　知ってるんでしょ？
　　　　　ウェイバーが行く道なら
　　　　　なんでも共に行く　それが私よ？」

ミカ「その道が間違ってても！？」

リシェル「ミカちゃん？


　　　　　　　何が間違いだか　わかるの？


ミカ「え？」

リシェル「なんで私たちの行動が間違ってると言えるの？」

リシェル「４６億年　続いた人間の主役
　　　　　そろそろ主役が代わって”エタシュ”の時代かも」

リシェル「それを受け入れないのは
　　　　　間違ってるのはミカちゃんの方じゃなくて？」

ミカ「なにを！」

リシェル「じゃあ　貴方たち不思議な女神の一族は
　　　　　間違ってないと言えるの？」

リシェル「何度も何度もエンド・ワールドが起きている
　　　　　その度に人間を貴方たちの拠点
　　　　　”ルイジェネウス”に避難させ
　　　　　

　　　　　　　　人間を延命させてきた


ミカ「・・・」

リシェル「フフ


　　　　　　貴方たちが人間を延命させなければ

　　　　　　エタシュが新しい主役になって

　　　　　　ルガスタをより良い未来に導いたかもしれない


ミカ「・・・」

リシェル「滅びる運命から何度も延命させられた人間
　　　　　滅びが運命なのに抗い続ける
　　　　　間違ってるのは　どっちかなミカちゃん？」

アス「貴方も人間でしょ！」

リシェル「醜く逆らう人間を終わらせに来たのよアスちゃん？」

リシェル「わかってるんでしょ
　　　　　新しい種族の主役はエタシュだと？」

ミカ
アス「それでも！？」

リシェル「そういう


　　　　　　　設定だったら面白いと思わない？


アス「ふざけるのも　いい加減にしろ！？」

リシェル「最初に言ったのが事実
　　　　　ウェイバーがしたいことに　
　　　　　ついて行く　それが私のすべて」

ミカ「だったらウェイバー？
　　　貴方に聞くしかないようね」

ミカ「なぜエタシュと組み敵になったの！？」

ウェイ「・・・


　　　　　　　戦場こそ戦士を本気にさせる


ミカ「なに！」

ウェイ「なぜ私がアキとの模擬戦で
　　　　何度もアキに勝利してると思う？」

ウェイ「それはアキが本気にならないからだ
　　　　だが人の命がかかった戦場なら
　　　　アキは本気になれる」

ミカ「そのために！？」

ウェイ「そう


　　　　　　この戦争を利用させてもらう


ウェイ「本気になった
　　　　奇跡の英雄　アキ・ルナフェクトと戦いたい」

ミカ「（・・・この男は本気ね）」

ウェイ「教えろ？アキ・ルナフェクトは
　　　　どこに居る？」

ミカ「言ってあげると思うの？」

ウェイ「まあいい　ミカ・セイライト
　　　　お前はエタシュの総司令官テイルを
　　　　退かせるほどの実力がある」

ウェイ「まずは　お前を倒す」

アス「お姉ちゃんを　やる気なら・・・！！！」


　　　　　怯えてしまうほどの殺気を感じたアス

　　　　　アスに魔導銃を構えていたリシェル！


リシェル「言ったでしょ？私はウェイバーのしたいことを
　　　　　手伝ってあげたいのよ」

リシェル「ウェイバーの邪魔をするのなら
　　　　　私が貴方を討ちましょうかアスちゃん？」


　　　　　　　　動かなくていいアス


アス「お姉ちゃん？」

ミカ「混戦になるのは避けたい
　　　ウェイバーのしたいことに協力ってことは
　　　ウェイバーのしたいことを邪魔しない」

ミカ「ウェイバーは私との戦闘を希望してる
　　　邪魔しないでしょリシェル？」

リシェル「なるほどね　だったら　そうしてあげようかな」

ミカ「アス？貴方も手出し無用」

アス「その方が都合が良いか」

ミカ「チェンジ　ウォリア」


　　　　　　　ミカのステータスが戦士の力に変わって行く


ウェイ「不思議な女神の族長
　　　　その者の本気を見られるとは楽しみだ」

ミカ「相手になってあげるわウェイバー？
　　　私は


　　　　　エタシュほど時間を無駄に使っていない