レニィアーゼの冒険日誌

　　　　　私は　すべてを守ると誓った

　　　　　もう失わないために


ザファイドアーク北東部


　　　　　　アズベスに右ひざで顔面を打つ！

　　　　　　そして右ハイキック　左まわし蹴り

　　　　　　左ストレート！右ストレート！


ハース「”感情物理魔法　ハーツ！」


　　　　　　　ハースの感情が攻撃力になる！

　　　　　　それをまとい左ストレートでアズベスの顔面に！


アズベス「くっ！」


　　　　　　　距離をとったアズベス！


ハース「私は


　　　　　私は　こんなところで踏みとどまれないんだよ！


ジェイク「あ・・圧倒的じゃないか」

リムル「アズベスって　こんなに弱くないはず」

ラドゥム「想いが違うんだろうな
　　　　　どれだけ失ったのか　わからんが
　　　　　ハースネンの想いと　あの眼は


　　　　　　　とんでもない地獄を見て来た者だ


回想　テルモア国


　　　　　　なぜ変わろうとする？


ハース「常に変化を求めているのが人だ
　　　　だから私も変化する　それだけだ」

テールス「ひとりの人間が　どんなに足掻いても
　　　　　守れるのは１００年ぽっちだ
　　　　　一時の夢にすぎない」

ハース「だったら私は


　　　　　　　”真なるヒト”になり永遠を手に入れる


ハース「すべての時の中で　すべてを守る」


　
　　　　　　　　　回想　終了


ハース「踏みとどまれない　お前ほどの壁で」


　　　　　　さらにハースネンの右ボディ

　　　　　　アズベスの腹部にめり込む


アズベス「くっ！」

ハース「失望させてくれる　何もしなかったのか！？」


　　　　　　ハースネン！右ストレート！

　　　　　　その右腕を　つかみ止めた！


ハース「なに？」

アズベス「お前が　どれだけ失ってきたのか
　　　　　俺には　わからないが」

　　　　　　その掴んだ腕を取り背負い投げに行く！


ハース「まずい！」


　　　　　　アズベスの手の絡みから回避し後退した！


ハース「お前じゃ私に勝てない」

アズベス「そうかもしれないな
」

ハース「なら　なんのために戦っている」

アズベス「俺も失いたくない者がある
　　　　　この作戦を邪魔しようとしているんだろ？」

アズベス「そうするとメアリーの笑顔が消える
　　　　　俺は俺の行動で

　　　　　　
　　　　　　ひとりの女の子が　笑ってくれるのなら
　　　　
　　　　　　俺は　それだけで戦える！


ハース「そんなもののためにか！？」

アズベス「・・・お前だって


　　　　　　　・・・そうだったんだろ？


ハース「・・・」

アズベス「その想いすら忘れてしまったのか？」

ハース「しゃべるなぁ！？


　　　　　　この男は正解の行動しかしない

　　　　　　アズベスのウォーリア　バードレ

　　　　　高確率で正解の行動をアズベスに教える


　　　　　　　ゆえに　この男は私に勝てない


　　　　　バードレの指示を聞く→脳で伝達し身体に指示する→

　　　　　攻撃をする　この３手で攻撃できるんだろうが


　　　　　　　　”反射神経の神髄”


　　　　　脳からの伝達を待たずに身体が動く


　　　　　これで私は１手で攻撃できる！


アズベス「やはり　お前は速い！」


　　　　　　アズベスの右ストレートに

　　　　　　カウンターで応戦したハースネン！


アズベス「くっ！」

ハース「受けきれるか！？」


　　　　　　　脳の伝達を待たずに身体が動く！

　　　　　　　アズベスに右アッパー！

　　　　　　　
ハース「まだ倒れないか」

ハース「お前は攻撃するのに３手が必要
　　　　そんな　お前に私が敗れるわけがない」


　　　　　　ハースネン！左ストレート！


ハース「かわした？」


　　　　　　　・・・アズベスの様子が　おかしい



アズベス「・・・やめてくれ


　　　　　　　　・・・やめろおおおお！


　　　　　　アズべス！突進！！


ハース「何を血迷った！？



　　　　　　アズベス！　攻撃　攻撃　攻撃！

　　　　　　なんとか　かわすハースネン！



ハース「この動きは　なんだ！」


　　　　　　アズベスの不可解な速さに虚をつかれ

　　　　　　距離をとったハースネン


ハース「反射神経の神髄を知らない　お前が
　　　　なぜ私の１手に　ついてこれる！？」

ハース「・・・いや　お前はアズベスなのか？」


　　　　　　　　正確には違うな


ハース「誰だ・・貴様は・・・？」

　　　　
　　　　　わかっているんだろ　


ハース「まさか」


　　　　　　　私は・・バードレだ・・・