まだ わからないのか?
力がなくて嘆く者の気持ちを
山の中
セクト!突進!!
バルサ「!」
両手で武器を構え防ぐバルサ!
セクト「片手で防がないのか?」
バルサ「そんな余裕 どこにある!?」
武器を振り切ったバルサ
セクト 後方に距離をとった
バルサ「なんの罰ゲームだ?
強敵と二連戦なんて」
バルサ!突進!!
バルサ「構えた!?」
セクト!火炎魔力球を放つ!!
バルサ「魔力の貯めが速い!」
右に飛び かわす
セクト「炎に突っ込まないのか?」
バルサ「突っ込んだらやばい魔力だな
それにしても 思い出話が好きなのか?
ゲジジェと同じ戦法をとる」
セクト「お褒めにいただき光栄だ」
バルサ「褒めていない!」
セクト突進!
バルサも それに合わせて突進!
つばぜりあい!
ゲジジェ「力は互角」
セネア「なら 決着をつけるのは
アイディアね
バルサ「おおお!」
バルサ!右に なぎはらうが!
セクト!右ひざでバルサの両手に打撃!
武器を落とす!
セクト「丸腰」
後方に飛び間合いをとるバルサ
セクト「武器がない どうする?」
バルサ「・・・」
丸腰のバルサに突っ込む!
セクト「!!!!」
落ちてたバルサの武器が動き
剣先がセクトの脇腹を襲う!
虚を突かれたセクト 咄嗟に距離を取りかわす!
セクト「魔力で・・武器を引っ張ったか・・・?」
その方法で武器を引っ張り
手元に引き寄せて手に取る
バルサ「倒せないのなら意味がない」
セクト「(人間でなければスカウトしてるところだよ)」
セクト「惜しいな その実力 己を磨けば
もっと強くなれてたのに」
今度はバルサが突っ込む!
セクト「背中に武器を隠したか」
セクトからバルサの武器が見えない!
セクト「どっちだ!」
武器に警戒を強めるセクト!
バルサ!背中の武器に右手をまわす!
セクト「くる!」
だが 来たのは左足のハイキック!
ゲジジェ「右手で武器を取ろうとしてセクトの視線を釣り
死角からの左足の攻撃」
その攻撃をくらったセクト!
さらに右拳のボディブロー!
立て続けに攻撃をくらう!
セクト「武器に意識を向かわせて格闘か!」
バルサ「おおおお!」
バルサ!武器をつかみ振り下ろした!
バルサ「これで!」
セクト「・・・
知ってるだろ?
私は思い出話が好きなんだよ
バルサ「!!!」
セクトとバルサの間に爆発魔法!
バルサ「俺と同じ戦法」
セクト「すでに私には魔法を防ぐガードがある」
爆発!吹き飛ぶバルサ!
バルサ「いつガード魔法を展開した!・・なに!」
追撃に武器を投げたセクト!
バルサ「正気か!かわせたら俺の勝ちだ!」
なんとか かわした!
セクト「仕留めそこなったか!」」
バルサ「丸腰だぜ!?」
セクトに迫る!
セクト「・・・
何も思い出さないか?
バルサ「まさか!」
地に落ちてたセクトの武器が
バルサの脇腹にヒットした!
バルサ「また俺と同じ戦法
・・・本当・・思い出話が好きだな」
セクト「最高の褒め言葉だ」
バルサ「だから 褒めてない」
ゲジジェ「勝負あり!」
クルーゼ「・・・これが・・セクトの力」
俺は負けてない!
ゲジジェ「おうおう 吼えること」
確かに負けてない
セネア「え?」
セクト「100キロの道のりを一か月分の水と食料
運んでゲジジェと戦って消耗した
わずかだが動きが鈍かったよバルサ?」
バルサ「俺の疲れを計算して勝負しかけたか?」
セクト「そんな小賢しい女に見えるか?」
リーザ「セクトなら やりそう
貴方たち 戦ってケガばかり」
リーザの回復魔法で
二人のケガが治った
リーザ「せっかく遊びに来たのに
殴り合いでケガとかやめてよね」
リーザ「ここからは
みんなで仲良く遊びましょう♪