「仕方ないな 1日だけだぞ!」
セクトの その叫び
だが 現実は それを許してくれない
結局 気心の知れた皆と一週間 遊んだ・・・
リーザとバルサファイが村に帰ってから
危機感を知ったセクト達は当初の目的
修行に打ち込むことにした
何もステータスを犠牲にすることなく
一時的にスピードやパワーを向上する力
”ルクリション”を使いこなすため
そしてセクトは思わぬ収穫を手にする
さらに一週間後
山の中
セネア「「速!」
スピードを向上させクルーゼに迫るセネア!
だが かわされてしまう
セネア「また 逃げられた!」
さらに速度を上げクルーゼに追撃する!
セネア「パワー!」
力を向上させクルーゼに斬りかかるが!
クルーゼ「守!」
防御力を上げたクルーゼ!
セネアの攻撃を防ぐ!
セクト「ほう」
クルーゼ「なんで俺もルクリションの
修行しなきゃならないんだ!?」
セクト「中々 素質があると思うぞ
もっと鍛えればゲジジェとセネアを越えるかもな」
セネア
ゲジジェ「なんだと!?」
クルーゼ「二人を煽るのやめてくれセクト様!」
セネアと攻防を繰り返すクルーゼ
ゲジジェ「思わぬ収穫ね・・・
クルーゼが使い物になりますか?」
セクト「たった一週間でルクリションを使えている
それに
(クルーゼから感じる力はなんだ?)」
ゲジジェ「俺には何も感じないけどね」
セクト「ところでゲジジェ?
命のやり取りだったらバルサに勝てたか?」
ゲジジェ「どうだろうね?そのやり方なら俺も
えぐい戦法してるけど
バルサは奇襲になるからと炎に突っ込む
クレイジーなやつだぜ
勝てないんじゃないかな」
セクト「クルーゼ セネア戦いをやめて休め」
クルーゼ「そんなにバルサは強いのセクト様?」
セネア「セクト様が本気を出せば一方的ですよね?」
ゲジジェ「セクト様を過大評価するなよ?
互角だろ?」
セクト「・・・
・・・落ち込むセクト
ゲジジェ「・・・何があった?」
セクト「リーザ達が居た時は
みんな”セクト”って呼んでくれたのに
なんで今は様付なんだよ・・・?」
ゲジジェ「リーザ達から見れば
俺たちは仲の良い友達設定だろ?
様 つける方が不自然だろうが?」
クルーゼ「俺も空気読んで呼び捨てにしてたよ」
セネア「私も」
セクト「・・・距離を感じる」
クルーゼ「なんで友達設定にしてるんですか?」
ゲジジェ「俺達”エタシュ”と人間は
深く関わらない方が良いからだよ」
セネア「仲良くしたって良いんじゃない?
友だち関係トラブル起きても
人間なんてどうせ100年で居なくなるし」
ゲジジェ「で?本気だったんでしょ?
バルサと戦ってた時は?」
セクト「バルサが疲れてなかったら
勝負は どうなってたか わからないな」
ゲジジェ「本当・・もったいないよなバルサ・・・
鍛えていればセクト様を越えてただろうに・・・」
セネア「何も鍛えてなくて あの強さ・・・」
ゲジジェ「そのバルサから手紙がきてるぜ」
クルーゼ「よく こんな人里離れた山の中まで
手紙が届きますよね?」
ゲジジェ「そこは筆者の設定ミスだから
いちいち 突っ込むんじゃないよ?」
クルーゼ「は~い」
ゲジジェ「リーザとバルサ
結婚したみたいだな
ゲジジェ「もう籍入れて
俺達に結婚式に来てほしいとよ」
クルーゼ「・・・」
セネア「残念だったねクルーゼちゃん」
セクト「リーザのこと好きだったのか?」
クルーゼ「・・・うぅ」
ゲジジェ「元気出せって?良い女なら俺が
いっぱい紹介してやるクルーゼ?」
セネア「・・・
そんなに紹介できるくらい
女の子と つながりがあるのかなゲジジェ君?」
ゲジジェ「(・・・しまった)」
大変だ!
セクト「あれは」
ギダバーグの一族の者が
駆け付けてくる
エルガ「あんたら!リーザ達の知り合いだろ!?
助けてくれ!村が!!
虐殺にあっている!!
セクト「・・・
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