ウォーリア?
洞窟
緑色のオーラに包まれ
クルーゼの周囲を まとっている
フェルク「貴様!ウォーリアか!?」
リーザ「ウォーリア?」
セネア「簡単に言えば
戦闘に特化した特殊な能力者よ」
セネア「(本当は
もっと深い意味があるけど言えば混乱する)」
クルーゼ「・・・」
クルーゼ「・・・使えと言うのか?」
クルーゼ 刀を上段に構える
クルーゼ「・・・
力をセーブしなくていいんだな?
「返って来る反動のダメージは
私が治癒する」
フェルク「・・・な・・何をする気だ!?」
クルーゼ「・・・
おおおおおおおおおお!!
刀を振り下ろした!
フェルク!その攻撃を刀でガード!
フェルク「・・・なんだ・・と」
刀は砕け頭から足先まで
まとったフェルクの鎧は粉々になる!
大ダメージを負うフェルク!
リーザ「・・・なんて力」
セネア「・・・これが・・ウォーリア」
・・・死にたくない
フェルク「僕は この世界の王なんだぞ!
魔界戦争から世界と人類を救った
英雄なんだぞ!死にたくない!」
クルーゼ「・・・死にたくない
ギダバーグの民族も
そう思ってただろうな」
フェルクに歩んでいく
クルーゼ「・・・だが お前は殺した
・・・お前も・・死んでみるか?
フェルク「・・・くっ!」
逃げ出したフェルク
クルーゼ「権力の中枢に居る者は人一倍 命を惜しむ
だから少しでもいいから恐怖を与えれば崩れる」
セネア「フェルクを追わないの?」
クルーゼ「今は それよりも」
・・・座り込むリーザ
クルーゼ「リーザ?」
リーザ「・・・バルが
・・・居ないんだ
クルーゼ「・・・リーザ」
リーザ「・・・もう
・・・この世界に・・バルは居ない
ギダバーグの村 入口付近 深夜
セクト「残るフェルク騎士団は2800か
100人 残酷な殺し方をすればいい
恐怖で残りの敵も逃げ惑う」
ゲジジェ「それを極力したくない
なんか夢見 悪くなりそうだし」
テーラ「・・・フェルク騎士団200人を
あんな簡単に倒されるとは」
ユイル「しかも・・疲れを見せていない・・・」
教えてくれセクトプリオン?
ガウジ「どうすれば貴方たちのように
強くなれる?」
セクト「・・・
人をやめればなれるのでは?
ゲジジェ「・・・なぜ この村を襲った虐殺者に
素直に答えてあげてるんですか?」
フェルク騎士「テーラ隊長!
村の外に蒼銀の鎧をまとった騎士団が!
おそらくセクトプリオン!1000騎!」
テーラ「なに!?」
逃げた方が良い
セクト「クルーゼか?}
折れた刀をテーラに投げつけた
テーラ「・・・フェルク王の刀が」
クルーゼ「・・・
俺に討たれてフェルクは死んだ
次は誰が死にたい?
テーラ「退け!全軍退却だ!!}
逃げていくフェルク騎士団
セネア「フェルクは生きてるのに?」
クルーゼ「言葉で有利にした
まあ 救援に駆けつくてくれた
ゲルメイ将軍の存在も大きいがな」
セクト「外のセクトプリオンはゲルメイ達か」
ゲジジェ「(なぜ それがわかったんだか)」
セクト「リーザとバルサは無事だったか?」
クルーゼ「リーザは保護できましたが・・・」
リーザ「・・・」
うなだれるリーザ
クルーゼ「村の最奥の洞窟に”トキゴエ”が
リーザはフェルクの脅威から
バルサを守るために未来へ逃がした」
セクト「と言う事は・・・」
クルーゼ「この世界にバルサは居ません」
ゲジジェ「・・・やりきれないな」
リーザ「・・・」
クルーゼ「リーザを・・救えませんか・・・?」
セクト「どうしたいリーザ?」
リーザ「・・・どうって」
セクト「リーザが良ければ
私たちと共に生きるか?