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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: 旅芸人
レベル
: 133

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レニィアーゼの冒険日誌

2024-09-10 22:45:20.0 テーマ:その他

何かがある 2-1



     転院ですね

病院

「これから
 どうされるのです?」
「旅行します
 行きたいところに行って
 したいことをしてきます」
「旅行ですか
 貴方たち精神障害者の夢でしたね」
「最高に楽しい1年を
 過ごしてきますね
 お世話になりました
 色々と ありがとう」
「二人に幸せが訪れますように」


     歩き出すシウスとリリア


初めてと言っていいほどの
病院の外の世界に出る

「なんで転院ってことになってるの?
 脱出するはずだったのに」
「そうしたら追いかけられて
 いつか捕まる」
「ソマ先生が協力してくれるなんて
 デメリットしかないでしょ?」
「それ以上のメリットを
 渡したんだよ」


回想

「1年間
 遊んで過ごせるだけの金と
 転院手続きをしてくれと?
 何を言ってるのか
 わかってるのですか?」

   ソマに大量のノートを渡す

「・・・」
「欲しかった物だろ?」

   それはシウスが書いた
   自作の物語と歌詞

「よろしいのですね?」
「1年間
 自由にしてくれるのなら」
「これを
 贅沢しなければ
 3年は遊んで暮らせます
 病院の方も
 うまく ごまかしておきます」
「助かるよ」
「貴方は
 それでいいのですか?」
「・・・

    それがいい


立ち去るシウス

「貴方は
 何を渡したか
 わかっているのですか?」


回想 終了

このことをリリアには話していない
自分のために大切な物を渡したと
気に病むだろう
でも 俺には ただのノートだ

「どこに行きたい?」
「わからない
 だって初めての外だもん
 シウスだって
 旅行のやり方わかるの?」
「列車に乗って
 行けるところまで行く」
「それ
 旅行って言わないと思うな」


俺たち精神障害者は
病院の世界しか知らない
旅行のやり方があるとしても
それを知らない

遠くの世界に連れて行ってくれる列車に
行けるところまで行く
これが俺達のできる旅行

リリアは余命を告げられている
生きられて1年
だから捨て身に出た
この1年を最高に楽しもうと
そのために
ソマも かどわかした

列車に乗った

この旅の終わりまで
二人で創りたかった物がある

レイチェヴュアル

シウスとリリア
二人の有ったら良いなと
思った物で創られた世界

二人で欲しい物を言い合って
そこにシウスが物語を創る
終わらない夢をバラまいた
二人の世界

「どんな物語になるの?」
「まずは二人の好きな物で
 埋めないとな」

まず埋めた物は

自由な世界
普通の身体

精神障害者ではなく
普通に生きられたらあり得ただろう
普通の世界での生活

どれも夢が無いねって笑って居た
でも俺には途方もない夢だ

病院に閉じ込められ
治るかもしれない薬を試され
明らかに普通ではない生活

どれだけ普通に憧れた事か

俺達には何もない
だから普通が欲しかった

夢がないって笑われるかも知れない
俺達には叶うことのない夢

リリアは海に行きたいと言うので
とりあえず海のある地域に向かう

「聞きたいことがあるんだけど
 シウスって私の事 好き?」
「急に どうした?」
「私は好きって言ったのに
 なんかフェアじゃなくない?」
「・・・」
「答えて?
 あと1年で死んじゃうんだから」
「・・・それは・・ズルいよ」
「答えてくれるのかな?」
「好きです
 つきあってください」
「・・・え?」
「・・・なぜ・・そこで引く?」
「だって
 つきあってくださいまで
 言うとは思わなくて
 あれ
 私たち
 つきあってなかったの?」
「もう
 どっちだっていいだろ」

あと
生きられて1年



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