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思い出の星巡り

レニィアーゼ

[レニィアーゼ]

キャラID
: ME080-280
種 族
: 人間
性 別
: 男
職 業
: スーパースター
レベル
: 134

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レニィアーゼの冒険日誌

2025-01-14 23:56:07.0 2025-01-15 00:04:18.0テーマ:その他

世界って優しくないね 1

気になる人


あの不潔な恰好

身だしなみもできないの?

服もボロボロ



手話サークル


     異質を放つ存在が居る

     手話サークルの皆は

     この人を快く思っていない

     だいたいの人たちが

     この身なりすらできてない

     この人を疎ましく思っている

     ・・・でも

     私は この人が気になる



「(なんで この人は)」)


    髪型は腰まで伸びた
    ロングヘアー
    ハーフアップにし
    触角ヘアーの黒髪

    まるで女の子みたいだ

    髪だけは綺麗に見える
    ここだけは
    手入れしているのだろうか?

    顔は
    ヒゲを整えていないですよと
    語るような
    これ手入れしてないでしょ?と
    思わせるくらい ひどい

    服は 
    黒いロングコートに

    アンダーシャツは
    オリーブ色のワイシャツ

    グレイのデニムジーンズに
    
    シンプルな黒い靴

    色の相性は良いし
    着ている服は
    トレンドを抑えてるし
    そこは文句はない

    ”それが手入れを
     されているのなら”
     
    衣服はボロボロ
    汚れはついている
    

「(なんで?)」


     ・・・でも

     ・・・私は

     ・・・この人が気になる


「ねえ?」


     この人の席に近づき言う


「少しお茶でも
 ご一緒しない?」


     この人の瞳は まるで
   
     「なんだ この物好きは?」と

     そんな不思議そうな

     表情をしていた



カフェ


     二人の飲み物を注文し

     それを待つ


「なんで
 僕は誘われたのかな?」

  
     開口1番に この言葉
 
     この身なりでは

     そう思うのが自然なのか


「卑屈のつもりでわないが
 誘われるような身なりを
 してないと思うのだが?」


      でも 私は

      この人が気になる


「だから
 何かの罠なんじゃないかなって」

    

      この人の顔を両手でつかんで

      じっと 瞳を見つめた


「・・・あの?」

「・・・貴方ってさ



      とんでもない
      イケメンなのに

      なんで そんな
      恰好しているの?



「・・・」


     その人は黙り込み

     しばらく間を置いて

     
     「そんなこと言われるとは
      思ってもいなかった」と

     言葉を発した



「イケメンの無駄遣い」

「・・・」

「教えてよ?
 どうして
 そんな恰好しているの?」


    しばらく戸惑ったような

    そんな表情されて

    そっと口を開き

    この人は

    つぶやくように言った



      精神障害者なんだ



    その言葉に合点がいったのと

「身体が悪すぎて
 身なりを整えることすらできない」

    申し訳なさが
    はるかに勝ってしまった
   
    ずっと不思議だった
    こんなにも容姿が良い人が
    こんな不潔な恰好を
    しているなんて


「・・・ごめんなさい」


    この言葉しか見つからなかった

    私は知りたいことは

    遠慮なく聞いてきた

    
    例え それが
   
    少し踏み込んだ事情でも


    ・・・でも

    ・・・これは

    ・・・踏み込み過ぎた



        むしろ

        聞いてくれて良かった



    その言葉に
 
    「どういうこと?」と

    心で何度も疑問符が浮かんだ


「こんな身なりの理由を
 知ってくれる人が
 一人でも居るって気が楽だ」


     え?

     精神障害者って

     みんな そう思うの?


「苦しい悲しいって
 伝える事ができるって
 救われる」

「そういうものなの?」

「”実は僕
  精神障害者なんだ”って
  自分から言えないでしょ?
  だから
  この身なりは
  理解してもらうしかない」


     思わず
 
     この人の手をつかんだ


「あの?」

「・・・ちょっとさ



      一緒に

      つきあってほしい

      場所があるんだ





    
 
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