バンドは?
「欠けている」は
どうした?
ヴェル「おわったよ
何もかも」
ヴェル「俺たちは欠けている
そんな人間が集まった
5人組
みんな欠けているから
分かり合えると思っていたのに
奏でられると思って居たのに
・・・結局
・・・俺たちは欠けていた
ヴェル「・・・もう
・・・戻ることはないよ
噴水広場
ツナグ「どうすればいい?
みんな居なくなっちゃった
・・・また・・欠けた
ツナグ「もうボロボロにならないって
もう欠けた物を埋め合おうとして
これだ
結局 何も変わらない
いつだって そう」
回想
ヴェル「詩の才能があるね」
シアン「本当どこから出て来るの?
その歌詞?」
リエル「君が唄うのなら
僕は彩りたいな」
ティア「ねえ
バンドを組まない?」
ツナグ「バンドを?」
ティア「俺達って みんな
欠けているだろ?
みんなそんな悲しみを
持っている
だから
分かり合えると思うんだ
ねえ?
ツナイでよ?ツナグ?
君の名前のように
俺達をツナイで?」
回想 終了
ツナグ「・・・結局
ツナゲなかった
・・・僕の・・せいだ
「君は確か
欠けているのヴォーカルだよね?」
ツナグ「ネアさん?」
ネア「唄わなくていいの?」
ツナグの書いた歌詞を見る
ツナグ「欠けてしまったんです
結局 何もかも
うまく ツナゲなかった」
ネア「・・・」
ツナグ「全部 失って
何も手に入らないで
みんなも・・どこに行ったか
・・・わからない」
ネア「だったらさ
唄ってよ?
ツナグ「今さら唄っても」
ネア「想いを言葉にすればいい
そこに感情を乗せればいい
それが叫びになる
君の叫びたかった物は何?
ツナグ「・・・」
ネア「ヴォーカルってね
それができる唯一の楽器なんだ
叫ばないの?
想いを?
ツナグ「・・・」
ネア「きっと
君なら
ツナげる