「”欠けている”の
メンバーが全員 居るよ!?」
「でも・・なんで
奏でようとしないの?」
「・・・何が
・・・始まるの?
・・・それとも
・・・終わるの?
ツナグ「・・・
僕の名前はツナグ
両親に
そう名付けられた
”すべてを
ツナゲますように”
そんな願いを込められて
僕はツナグになった
ツナグって 何を?
僕には
それが
わからない
鬱陶しかった
欠けている僕が
こんな大層な名前を
もらって
何ができるって言うんだ?
その叫びを彩るように
プロローグを告げる
ギターの音がなる
僕たち”欠けている”は
バラバラになった
僕が ツナガなきゃ
いけなかったのに
結局 ツナゲないで
おかしくなってしまった
でも
ギターを支えるように
音の土台を作るように
ドラムとベースが騒ぎ出す
バラバラだったけど
こうやって集まることができた
ツナグことができた
奇跡だって思った
初めて僕の名前に感謝した
父と母が願いを込めて
僕をツナグにしたこと
やっと
わかったんだ
すべての音を彩るように
キーボードが音を
まとめ 彩る
僕は欠けている
”欠けていた!”
もう 欠けない!!
君たちが僕の叫びを
歌にしたんだ!
だから
もういいだろ!?
僕は一生
君たちをツナグよ!?
もう運命だって
あきらめてくれ!!
「・・・みんなが
集まったんだ」
「・・・もう
欠けていないんだ」
「・・・埋め合ったんだね
みんなで」
僕の叫びを歌にしてくれ!!
僕の想いを乗せてくれ!!
みんなの想いの音も
アンサンブルして
みんなに届けるからさ!!
それでいいだろう!?
ミスター マイフレンド!?
みんな「そうしよう!!」
ツナグ「・・・ありがとう
聞いてください
僕たちの想いの歌を