僕たちは欠けている
普通にはなれないで
憧れていた
欠けていない存在に
なりたいって
欠けている むなしさを
埋め合うように
僕たちは集まった
はじまりは
傷を舐め合う
そうやって
痛みを深くしないよう
食い止めていたんだ
それでいいの?
痛みを耐えるだけなんて
そんなの
悲しいだけじゃん?
じゃあ 欲張りになろうか
願いを言葉にするよ
僕は唄いたい
叫びでしかない僕の声に
みんなが音を奏でてくれた
声が歌になって
みんなの音がアンサンブルして
それは もう
みんなの歌だ
これって
埋め合ってるよね?
気づいたら
埋め合っていた
もう僕たちは欠けていない
欠けていないんだって
みんなが
そう思わせてくれた
普通をくれた
だから僕は
この歌をツナグよ?
僕の名前はツナグだから
この歌をツナグよ?
この
みんなの歌を
いいだろう?
ミスター マイフレンド?
君たちが悪いんだ
欠けている僕に
歌を与えたから
一生ツナグから
君たちのことを
だから
もう
埋め合う必要もないけど
一緒に居よう?
この みんなの歌を
唄わせてほしい
この歌が永遠に
唄えますように
僕の痛みを食い止める
だけだったのに
僕を欲張りにさせた
君たちが悪いんだ
一生ツナグから
君たちのことを
僕の叫びを歌にしてくれた
「独りじゃないよ?」と
言ってくれた
だから僕は
いや
”僕たち”は
唄い続けたい
みんなの歌を