フフ
た~のし~♪
・・・なんだよ
・・・この
・・・シビれる感覚
・・・一体感
・・・湧き上がる興奮
・・・やまないザワつき
・・・これが
・・・バンド!?
ネア「ずいぶんと
盛り上がったね~
やまない歓声が
興奮が
そうさせた
ネア「さて
この状況を
さらに
どうしたい少年?」
まるで
心の中に溜まった物が
解き放ちたくて
解き放ちたくて
仕方がない
感情が
想いが
湧き上がる物を
ぶつけたくて
ひとりの観客が
叫びをあげる
・・・まさか
1曲だけで
おわらねえよな!?
ツナグ「・・・」
ネア「(・・・あ
さすがに
初めてのライヴで
この対応には)」
たりめーだろうがあ!!
ネア「(・・・え?)」
ツナグ「もっと
魅せてやるからさあ!
耳の穴
かっぽじって
よく
聴いていけよお!?
観客「おおおおおおお!」
ネア「(・・・あ~
見事にトリップしてる~
そうだよね~
こんな快感を味わったら
やめられなくなるよね~
だから
バンドって
やめられなく
なるんだよね~
ツナグ「・・・次の曲は
とある
バンドリーダーが
己の過ちで
メンバーが
バラバラになって
それを
支えきれなかったと
悲しみを被ってしまった
いつも
傍で支えていた
女の子の想いを
詩にしましました
ネア「(・・・えっと
バンドしたばかりで
もう
そういう視点を
考えちゃうの?)」
ツナグ「・・・聴いてください
貴女が
わらってくれるなら