レニィアーゼの冒険日誌

　　　　　楽器たちが音を奏でる
　　
　　　　　静かに始まるイントロ
　　　
　　　　　それでは

　　　　　物足りなくなったのか

　　　　　徐々に少しずつ
　　
　　　　　騒ぎが大きくなる



ネア「（ヴォーカルも
　　　　この大騒ぎに参加
　　　　したいよね～？



　　　　　　　　しょ～ね～ん？？



ツナグ「・・・




あぁ
私が
そうさせた

貴女を
狂わせてしまった
支えきれないで

・・・もう
・・・イヤだって

・・・悲しませたく
・・・ないって

・・・そう
・・・願っていたのに



　　　　　貴女を傷つけた！！



どうすれば良かったの？
何が正解だったの？
バラバラにならない方法

みんな
戻って来てよ？
この人を
笑顔にして？

・・・わらって
・・・くれるなら



ネア「（・・・良いじゃない
　　　　１曲目のロックと違って

　　　　ロックを取り入れつつも
　　　　じっくりと聴かせる
　　　　雰囲気に持っていった）」

サトル「（・・・自由に奏でやがる
　　　　　若いっていいわぁ～）」

バラド「（まあ　たしかに
　　　　　初心に帰れるな


　　　　　　　こんな若い息吹を
　
　　　　　　　目の当たりにしたらな



もう
こうやって

もう
そうやって

もう
手段を選ばないよ私は！

貴女が
・・・わらって



　　　　　　　くれるなら！！


私をあげたい
すべてをあげたい

もう
傷つく貴女を

二度と
見たくないの！！

貴女には
わらっててほしいの！！

・・・私が
・・・みんなを繋ぐ



間奏


　　　　　静かだよ？

　　　　　静かだったんだよ？


　　　　　でも

　　　　　耐えきれなくてさ

　　　　　音が

　　　　　唄い出しちゃったんだ


　　　　　どうしても

　　　　　耐えきれなくなったのが

　　　　　エレキギター


　　　　　みんなの

　　　　　主役を奪うつもりか？と

　　　　　思われるほど

　　　　　エレキギターが

　　　　　騒ぎ出すから


　　　　　その音に
　
　　　　　負けてたまるかと

　　　　　ドラムもベースも

　　　　　さらにギアをあげた


　　　　　こんな

　　　　　すべての音が

　　　　　主張してるのに



ネア「（・・・私たちプロが
　　　　合わせてあげる
　　　　つもりだったのに）」

バラド「（まるで
　　　　　”我慢してるんじゃないよ？”と
　　　　　煽ってるのか？）」

サトル「（”自由に鳴らせ？”
　　　　　”ツナイデやるからさ！”と）」

ヴェル「（だから
　　　　　やりたくなったんだよ！
　　　　　お前たちとさ！！）」

ツナグ「（やっぱり


　　　　　　　すべてを

　　　　　　　ツナイデくれる！！


ツナグ「・・・



　　　　　　　「もういいだろ？
　　　　　　　　十分だろ？」


　　　　　　仕方ないな
　　　　　　俺達　十分さわいだし

　　　　　　君も
　　　　　　唄いなよ？


　　　　　　音たちが
　　　　　　「君の出番だよ？」と

　　　　　　ヴォーカルの声を
　　　　　　引き立たせるように

　　　　　　静かに
　　　　　　引き込むように
　　　　　　音を奏でている


　　　　　　その静かな音たちの中で

　　　　　　優しく唄い出す
　　　　　　ヴォーカル



ありがとう
選んでくれて
私たちを繋いで？

・・・貴女が
・・・居るのなら



　　　　　　　音たちが
　　　　　　
　　　　　　　大爆発した！！



もう！
迷わないから！

私の
こんな歌詞を！！

彩ってくれた！
貴女の曲で！！

「これが幸せ」だと
貴女が受け入れてくれた！

・・・だから
・・・もう
・・・失わない



　　　　　　　　ここに居るよ？

　　　　　　　　貴女も私も



ツナグ「・・・」



　　　　　　　観客は

　　　　　　　静まってしまった


ツナグ「・・・



　　　　　　　　　・・・あれ？