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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: デスマスター
レベル
: 132

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写真コンテスト

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レオナルドの冒険日誌

2025-01-20 21:32:44.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その48

同じ頃。
黄金鶏神社に残るヒッサァのもとにも、望まぬ来訪者が訪れる。
「…他ならぬ貴方がたのせいで、床に臥せっている方がいらっしゃいます。お静かに願いたい」
いかなる時でも紳士的であるヒッサァが、珍しく怒りを隠さずそう告げた。

境内に出たヒッサァの眼前に、ジェット推進の余波による熱風を伴いサージタウスの一体が着陸する。
らぐっちょを襲ったサージタウス・マギアと一転してヒッサァの肩ほどまでに小型化され、その腕は一対になった代わりに元の2本の腕を束ねたように太ましくボリュームを増し、握り固められた拳は、さながら、てっきゅうまじんの得物のようである。

「…なるほど、やはりあの方は意地が悪い」
ボディの前面を覆う増加装甲は、ガラスのように透明で、下にある本来の蒼と白の装甲が透けていた。
陽光を反射し生じるキラキラとした輝きには見覚えがある。
あれは、金剛石だ。
槍による刺突との相性は、言わずもがなである。

サージタウス・グラディアートル。
ヒッサァが察した通り、対槍使いを想定されたカスタムである。
「…!!」
兵器に礼を交わす慣習はない。
玉砂利を巻き上げ突進して突き出された鉄拳を、ヒッサァは槍の柄で受け止める。

半円を描こうかというほどにしなった槍が元に戻ろうとする反発力も借りて、いなした鉄拳が頬をかすめ、僅かに血が噴いた。
サージタウス・グラディアートルはいななくような所作で拳を引き戻し、左、右、左、左とジャブにストレートを織り交ぜヒッサァに息つく間を与えない。
それでも敵の疾さに追いすがり、やがては上回ると水平に構えた槍で突き出された拳を跳ね上げ、敵が体勢を整える刹那の間にぐるりと一回転の捻りと加速をつけて地を踏みしめ、まるでヒッサァ自身が一振りの槍と化したように大きく一閃突き出した。

ヒッサァの腕前もさることながら、流石は先祖代々伝わる槍、金剛石との衝突にギィンと甲高い音を響かせるも、その切っ先に刃こぼれは一切起こしていない。しかしそれは敵も同じ、ヒッサァの一閃突きにより大きく弾かれ後退するも、装甲の表面には点のように僅かな傷が刻まれるのみである。
苦笑いこそ浮かべたが、それで鋭さの鈍るヒッサァではない。
今度はこちらの番だとばかりに距離を詰め、一突き一突きが会心の4連突きを打ち放ち、なおも宙に浮くサージタウス・グラディアートルに追いすがって、触れる程の至近から遠心力を加えて石突の側を鳩尾に叩き込む。

「まだ割れませんか!」
敵は『く』を通り過ぎて『ク』の字に近くまで身体を折り曲げ、モノアイを明滅させて悶絶するも、装甲は健在だ。
むしろ、打ち据えた側のこちらの手のほうが敵の硬さにビリビリと痺れ、ダメージを負っている。

しかし構わずもう一度。
間髪入れず再び五月雨に突いてからの、石突によるボディブローを叩き込む。
しかし敵もさるもの、最後のインパクトの瞬間、ヒッサァはカウンターで繰り出された鉄拳に左頬を捕らえられ、互いに弾き合うように大きく吹き飛んだ。
                      続く
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