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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 133

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レオナルドの冒険日誌

2025-03-08 20:12:50.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『催花雨』その3

到着するなりカミハルムイ城の浴室を借り、酒臭さと徹夜からくる眠気を振り払えたのは幸いであった。
まずは状況の聴取から始まり、絵師による人相書の作成への協力、現場に赴いての実況見分、果ては再び城に戻り、今後の対応についての協議と調整、勿論ここだけの話であるが、いなりもまた、当事者不在で済ませれば良かったと後悔するほどの時間を経て、かげろうはようやく解放された。

「うぅ…夕陽が目に染みる…」
かげろうは何処から取り出したのか、年季の入った杖に寄りかかってふらふらとカミハルムイの往来を歩く。
「しばらくは忙しくなりますね」
件の槍使いは何にせよ情報が無さすぎることから、辻斬りという線にまとめられた。
つまるところ現状とれる対策など市中見廻りの強化くらいのもので、いなりはもちろん、生家を出奔しているかげろうですら、協力冒険者としてそのローテーションに組み込まれることとなった。

「…ふん。徒労に終わるだろうさ」
『血のにおいに誘われてみたが…ここにはないか…』、槍使いの言葉に込められていた落胆をかげろうは思い起こす。
ついでに、自らの袖をくんと嗅いでみるが、朝風呂の石鹸の香りが未だ残り、かすかに鼻をくすぐるばかりだ。
…無論、言葉通りの意味ではないと分かってはいても、血生臭いと言われれば気にもなる。
まして今、隣には許婚もいるのだから尚更である。

「………やっぱり、あえて黙ってたことありますよね?」
「奴は何かを探している。私に斬りかかったのはその道程でたまたま、だ」
昨晩、当然ながらいなり以外にも夜廻の武芸者はいた。
彼らが襲われなかったことから見ても、無闇矢鱈に被害者が出ることはないだろう。
今のカミハルムイに、戦場のにおいを振りまくレベルの強者はそうそう居ない。

「何かを探してるって…曖昧ですけどもそんな大事なこと、何で言わなかったんですか!?」
疑問形で非難はしてみたが、理由など分かりきっている。
だから、こうして眠気を堪え、徹夜明けの疲労を抱えた身体をおしてついてきたのだ。

「みすみす手掛かりを与えて、何処ぞの馬の骨に解決でもされたらどうする!?酒の恨み、この手で直に晴らさでおけるものか!」
「………はぁ…そんなとこだろうと思いました」
呆れてどっと疲れが増した気はするが、かげろうが事件解決に乗り気なのは良いことである。

「で、他には何か?」
「んん…そうだな…」
おもむろにかげろうは杖の先で地面に何やら紋様を描き出す。
「…これは?何か…何処かで見たことが…あるような…」
小骨が喉にひっかかったような感覚を覚えて、いなりはしゃがみ込みまじまじとかげろうの落書きを見つめる。

「知らん。奴の鎧に描かれていたんだ。何処ぞ、防具屋の…」
名工は自作と分かるよう、作品に特有の装飾を施すものだ。
「………あ!!!」
その線であたろうかと続けようとしたところ、往来の人々も思わず振り返るような大きな声でいなりはかげろうの言葉を遮った。

「これ!知ってます!!」
「…ほう?」
「ヤマカミヌ王国の国章ですよ!」
荒々しいタッチゆえに気付くまで時間がかかったが、これは幼少のみぎり、母から聞かされた『ミトナモ流離譚』に出てきた国、ヤマカミヌの国章に相違ない。
「………やま…や…やま?」
「ヤマカミヌ!」
「…何だそれは?」
6000年前に滅びた国とはいえ、かげろうほどのカミハルムイでも1、2を争う名家の者がそれでいいのか。
危惧したところで詮無いことなので、いなりは『ミトナモ流離譚』からさらりと掻い摘んでヤマカミヌ王国について説明を終えた。

「…ふぅむ…何ぞ永く伝わる怪異でもなし、6000年も経た今になってぽっと現れたということが、逆に手がかりとなるかも知れんな…」
ヤマカミヌ王国の話をうけ、腕を組み何やら思案するかげろうから、さらりと聞き捨てならない単語が聞こえた気がする。
「………怪異?」
「ああ、あれは常世の者ではないぞ。亡霊の類だな」「それ!一番最初に言っておかないといけないやつでしょおっっッ!!!」
流石にそれは伝えておかないと駄目、しかし今更カミハルムイ城に引き返したところで偽証罪、下手をすれば犯人隠匿を疑われるまである………
解決まで思いも寄らないタイムアタックを強いられる事となり、瞠目するいなりなのであった。
                      続く
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