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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔剣士
レベル
: 133

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レオナルドの冒険日誌

2025-03-16 22:37:37.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『春雷』その1

夢……
夢を、見ている。
初めて見る光景のはずなのに、いつの何処なのかが都合良く伝わってくるのは、それもまた明晰夢の為せる業なのだろうか。

「ふん!」
端を肘に引っ掛け、巻き込むようにして勢いを増すことで、5匹のデビルドラキーを一振りのもとに薙ぎ払った。
間髪入れずに跳躍、上段から振り下ろした棍でおおかなづちの頭蓋をかち割り、まとわりついた脳漿と血飛沫はぐるりと棍を回して振り払う。

「あと少しだ!何としても舟の出発まで耐え凌げ!!一匹たりとも近付けるな!!!」
はたして、この激を聞き届けられる者が何人残っているだろう。
何処からともなく立ち昇る幾筋もの黒煙に空は覆われ、視界も狭い。

「ハッ!!」
ふくよかなドラポヨロンの一体を棍の先端に絡めとり砲弾代わりに投げ飛ばすと、続けざま、右腕を伸ばし切るほどの長い一突きは、列をなして迫る3体のがいこつの頭蓋を串刺しにした。
敵の波がわずかに弱まったように思えたその時、真空の渦が間近に着弾し、受け身もままならぬままに女は吹き飛ぶ。

「ぐ、ぅ……」
未だ起き上がれぬうちに、ズシンと何か重たいものに踏み付けられ、うめき声が漏れた。
「……チ、逃がしたか…まぁ、いい」
獣の唸りが言葉をなしたような、耳障りな声が上から聞こえる。
地に押し付けられたおかげで、宙に向かい飛び立つ箱舟がもたらす振動がありありと伝わり、意識を手放さずに済んだ。

棍を支えにからくも拘束を抜け出して、ふらつきながら新手を睨みつける。
ようやく、見つけた。
もとはアームライオンか八つ裂きアニマルか、しかし災厄の王の因子を植え付けられ、その頭には同様のおぞましい角が生えそびえ、二対四本の腕は爪でなく固めた拳でもって敵を蹂躙すべく、その隆々とした筋肉を晒している。

災厄の王の眷属は、心当たりが多過ぎて時間がかかったが、私怨のこもった瞳を向けられる理由に思い至る。
「…その目に、髪の色。覚えているぞ。ヤマカミヌ王と将の亡骸を背負い逃げ帰った女じゃあないか」
それは紛れもない事実だ。
返す言葉もないが、獣の牙を模したマスクの下、ギリと砕けんばかりに噛み締められた歯が悲鳴をあげた。
「それにこの血の味…そうか、お前はあの槍使いの血縁か」
災厄の王の眷属は、拳についた返り血をべろりと舐めて愉悦にきゅうっと目を細めた。
そう、この化け物こそが、最愛の姉、凛の仇である。箱舟に乗るよう勧められるも固辞した理由。
この憎むべき相手だけは、何としても我が手で討ち果たさねばならぬのだ。

(姉上…どうか、お力添えください…)
手にした得物を強く握り直せば、先端に結ばれた朱い飾り布が応えるように風になびく。
それは実のところ、棍と呼ぶには些か短く、装飾も途中で断ち切れたように歪であった。

自身の棍は、姉を失ったあの日の戦いのさなか、粉微塵に砕かれた。
今手に握るは、先立っての戦いで折られた姉の槍の柄を無理矢理に整えたものだ。
如何にゴフェル計画が発動され、ヤマカミヌは既に滅びたも同然とは言え、まともな武具くらいは残されている。
それでも彼女がこの歪を握ったは、私怨は抜きに、一番手に馴染んだからである。

僅かな時間であったとはいえ、睨み合いのうちに身体の痛みを意識の外へ追い出す事はできた。
「ふっ……!!」
鎚を振るうように、浅く掴んだ棍で乱打する。
しかし右、斜め、左、上段、あらゆる角度から突きも交えて何度打ち込もうとも、尽くを4つの拳に阻まれ、一撃たりとも食らわせることが出来ない。

「…やはりな、弱い。箱舟を逃がした憂さを晴らせるかと思ったが、とんだ興ざめだ。あの槍使いはもっと鋭かったぞ」
最後、ぐるり回転を加えて袈裟に振り下ろした渾身の一撃は左上腕で容易く受け止められ、棍を防御に回せぬままに右の二本の腕からなる破城槌のような正拳をまともに受けた。
「がっ!…っは…!ぐ…」
放り投げられた小石のように軽々と身体が飛び、目まぐるしく景色が過ぎ去った果て、巨木の中ほどにぶつかりようやく止まった。
                      続く
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