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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: バトルマスター
レベル
: 136

ライブカメラ画像

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レオナルドの冒険日誌

2025-10-18 11:52:05.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『daydream believer』その5

◇◇◇DQ6のネタバレを含みます。予めご了承ください◇◇◇

交渉において、最も重要なのは誠意を見せることとミレーユは心得る。
「長い話になりますが……どうしても、逢いたい人がいるのです」
ミレーユの口からつまびらかにされるは、夢と現実、ふたつの世界を股にかけた物語。

語るに少々気恥かしさを伴うのは、彼女らにとってそれが世界を救った物語であると同時に、如何なる宝石よりも眩しく輝く、青春の1ページでもあったからに他ならない。
当然、楽しい思い出ばかりではない。
むしろ、苦難につぐ苦難の連続だ。

それでもかけがえのない仲間と力を合わせ1つ1つ乗り越えて……しかし、その果てに待ち受けていたのは、ハッピーエンドには程遠い、残酷な夢の終わりであった。
仲間の1人、カルベローナの子バーバラは夢の世界に生まれた存在であり、本来交わることのなかった両者を繋いでいたのは、皮肉にも夢の世界を具現化させる魔王の力だったのである。

あの日、これが今生の別れと、覚悟して剣を振り下ろした。
しかし今ここには、もう一度彼女と逢う手段がある。
「ふぅむ……」
確かに、自分たちを棚に上げ、バランスの悪いパーティだと思ったがそういうことか。
話の辻褄は合っている。
「お代は結構、持っていきな!」
それなら仕方ないねと、イズミはほいっと鍵を投げ渡した。

「「「「えっ……!?」」」」
まあ、どう考えても渡さぬ流れではないが、あまりの呆気なさに一同が目を見張って驚くのは無理もなかろう。
「こらこら、なんてリアクションだい。イズミさんとて鬼ではないのだよ……ただし!」
イズミは人差し指を立てると、相棒に目もくれずに言い放つ。

「夢の世界には、私とユクも同行させてもらうよ!!」
「ちょっとくらい確認とか!それこそもう旅のしおり用意してくれてもバチ当たらないボリュームですよね!?」
砂浜を拳で叩き今後も決して通ることのない要望を投げかけつつ、何となく関係性を悟った3人からの同情の視線を甘んじて受け止めるユクなのであった。

「さ、そうと決まれば、サクッと行こう夢の世界!!」
「ええっ!?今からですか?」
イズミのスピード感についていける者など、そうそうはおるまい。
「善は急げってね!ほら、ビーチの客とか監視員とか戻ってくる前に、早く早く!!」
めそめそと涙を流すユクの腕を掴み引き起こす様はとても善とは言えないが、ミレーユ達としても旅立ちを引き延ばす理由などない。

「……それでは」
ミレーユが何やら聞き取れはしても理解の出来ない呪文を唱えると、鍵の秘めたる魔力が急速に膨張し、先端に紫雲の渦が巻き始める。
「いざ!夢の世界へ!!」
浮かび上がった鍵が宙で何かと噛み合い、45度回転するとともにガチャリと確かに開錠の音が鳴り響く。
しかし身構えるも何も起こらない。
「わっ、ちょっ……!?」
「おおっ!?」
「……これは!?」
首を傾げた刹那、5人の体は鍵と同じ高さまでふわりと舞い上がり、未だ渦巻く紫雲を追うように、夢の彼方へと引き摺り込まれるのであった。 
                    ~続く~
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