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常闇のバシっ娘

レオナルド

[レオナルド]

キャラID
: QB020-044
種 族
: プクリポ
性 別
: 男
職 業
: 魔法使い
レベル
: 136

ライブカメラ画像

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レオナルドの冒険日誌

2025-12-16 19:06:43.0 テーマ:その他

蒼天のソウラ二次創作『其れは誰が夢の果て』その75

「ついに、ついにここまできた」
夢幻郷の奥深く。
まるで深い眠りについたボストロールのお腹のように、アルファの眼前で金色に輝く竜の頭骨はゆらゆらと上下に揺れていた。
耳を澄ませば、身体はおろか一切の肉を持たぬというに、穏やかな寝息まで聴こえてくるようだ。

そっと掴み上げ、帽子を被るようにスーツの頭部に頭骨を接続すれば、胡乱な眼窩に腐った血のような朱い輝きが僅かに灯った。
一瞬にして根を張るようにグランドラゴーンの神経がスーツの全身に侵食する。
身体は一回りも二回りも肥大化し、太ましい二本の腕が圧砕されたかのように平たく広がって翼に変貌した。
増大した自重を支えるため、大股に開いた脚先には鋭い爪が生え出て地にめり込む。

そうしてより一層輝きを増した頭骨の眼窩が、不意に再び暗闇に転じる。
アルファの持つ如意宝珠にこもるしんりゅうアキバの神気が防壁となり、スーツの制御を取り戻したのだ。アルファがコクピット内のコンソールを叩けば、頭骨の横暴を封じ込めるように機械的な装甲が錬金され、頭骨と胴体を完全に覆い、このままでは心許ない脚部には側面に外骨格を形成する。

「……正直、戸惑っている。貴様の目的に、だ」
万事順調に整ったところで、ようやくここまで追いついて来た気配に声をかけた。
「…………」
「しかし辻褄の合う解はただ一つしかない」
アルファの言葉は意に介さず、ハクギンブレイブはケラウノスを構える。

「……ふむ。まぁ、だんまりでも良いが……最後に、聞いておきたいのだよ」
進化の秘法を用いたとて、魂の錬金は荷が勝ちすぎる。
創り出せるのは、魂の一欠片分のみなのだ。

兄弟たちを改造したのは、乙女のたましいを手に入れるためのみならず、彼らがやがて討たれ、解き放たれた各々の内包するマスタージェルミの魂の欠片を回収するためであった。
後悔はない。
懺悔するつもりもない。
しかし、私の所業が罪であると、けしてマスタージェルミは許してはくれないと、理解はしている。

故に。
ただ一人残り、復活を果たしたマスタージェルミの傍に立つは、私ではなくベータが相応しい。
そのためにこそ、ベータにはこれまで一切、手を汚させなかったのだ。

「何故マスターの復活を妨害……いや、どうして、私を助けようとする?」
道理にも合理にも、私は消滅するべきなのだ。
それでも抗う理由は、もはや直接問い質す他に知りようがない。

「そうだな……我ながら、馬鹿なことをしていると思うさ」
手っ取り早く考えれば、楽な手段はいくらでもあった。
「でも……それが、マスタージェルミの願いだからだ」
ようやくアルファに言葉を返して、最期の戦いを前に、ハクギンブレイブは別れの時を思い起こす。
                    続く
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