うなのアストルティア日記115話(DQを語④:第二章)
おてんば姫の冒険
Ⅳの中では一番好きな話です、ボクの広場の待ち受けもアリーナコスチュームです(そろそろ変えたいんですけどね)
おてんばなお姫様がお城を抜け出して力試しの旅にでるというお話。
ボクは当初、アリーナは魔法使い系だと思ってました、でも使ってみるとバリバリの武道家だったのでびっくりしたのを覚えております(サントハイムは代々魔法の家系みたいなんで服装がそれっぽかったっていうのがあります)
物語は寝室の壁を蹴破って王にお叱りを受けるシーンから始まります。
散々王の小言を聞かされたあと、もう下がってよいと言われるのでここでようやく解放される。近くにブライが控えていたので話かけるとここでも小言を言われるので少しうんざりする、部屋に戻ってみると修理業者が壁を直している最中だったのでしばらく城をうろうろしていた。
階下にある教会に言ってみると神父の隣にクリフトが、さらにその奥の部屋の本棚を調べてみる。FC版にはなかったけどリメイク版だとそこにアリーナブロマイドがっ!(写真なんてあるんすねw)
しばらくして部屋に戻ってみると修理業者はすでに帰ったあとだった、修理された壁を調べてみる どうやらベニア板を張っただけのようだ(っw手抜き工事)
タンスから取り出したはね帽子をかぶり精神を集中させる。
気合一閃!アリーナは壁を蹴破った!!
城の裏手から見つからないように外をうかがう
にゃ~ん
小さな猫がこちらをじっと見つめていた
「しばらくは内緒だよ、行ってくるね!」
一指し指を口元に当ててアリーナは城を飛び出した
しかし、一人で自由を満喫するのもつかの間、もう異変に気づいた二人組みがやってくる
「姫様おまちくださーい!」
「どうしてもと言うならばこのじいもお供しますぞ!」
ブライに至ってはハアハア言いながらも追いかけてくる
「もう見つかっちゃったよぉ~」
おてんば姫の冒険が始まる
二章の構成はなかなかバランスがよく初心者向き、武 僧 魔 といった感じ。無茶をしなければ全滅をすることはそんなにない。一章は村と城だけの往復だったけど二章からは様々な村や町を経由する、一気に世界が広がる。
行く先々でその村や町で起こった様々な事件を解決していくのである(Ⅳは事件が多い)
娘を生贄に要求してくる魔物を倒し、自分の代わりに攫われたニセ姫を助け、王の声が突然出なくなったので特効薬を取りに危険な塔に登るという(はしょりすぎだろw)
でも一番の見所はエンドール武術大会じゃないかな?王様が優勝者にはモニカ姫と結婚なんていうもんだからアリーナにそれを阻止するべく出場を懇願する
この大会、FC版ではナメてかかると結構負けちゃう。一番の難関は第4試合のサイモンさん。攻守とも能力が高いので余分に薬草消費しちゃう、やっとこさ勝っても次のベロリンマンでよく力尽きてました(あの分裂もイラッとくる、特に会心した奴が残像だったとかね・・)
結局デスピサロは現れなかったのでアリーナは不戦勝になる。力試しのお姫様にはあんまり納得がいかない勝ち方だったかもね。
ボクも納得いきません、せっかく優勝したんだから何かおくれよ~ん!
武術大会優勝に沸き立つ中、一人その場にはあまりにも似つかわしくないくらい傷ついた兵士がアリーナの元に駆け寄ってきた。
「大変です、アリーナ様・・城が・・ぐふっ!」
兵士はその場でこと切れてしまった。
異変を察知したアリーナは、
「すぐ城に戻りましょう!」
うなずいたブライは 承知 と答えてすぐさまルーラを詠唱、瞬時にサントハイムへ
そこは静寂だけが支配していた。何も聞こえない、感じられない。まるで時間が止まってしまったかのような錯覚にとらわれた
「みんなどこへ行っちゃったの・・?」
勝気なアリーナもめずらしく不安を口にする。
「みんなどこへ行ってしまったんでしょうか? おおーい!」
クリフトが叫んでみるも広い城にただ反響するだけであった。
玉座の間も誰一人として存在していなかった・・・王ですら・・
「お父様・・・」
アリーナは今はいない主の玉座を見つめる
「奇怪な・・・これはどうしたことか!」
長年この城に仕えたブライも状況は飲み込めていない
アリーナの部屋から城の裏手へ周ってみる、すると・・
にゃ~ん
この城で初めての気配を感じた、最後にこの城を出たときに挨拶を交わした猫のみーちゃんだった
猫が最後に目撃したこの城の怪異は一体どのようなものだったのだろうか?
アリーナは猫をひとなでしてこう宣言する
「待ってて、みんなを取り戻しに行ってくるから!」
お姫様は広大な世界へと旅立った
(続く)