時代の流れはバブル崩壊へ、しかし歴代DQのソフトの中では最高値だった記憶があるのがこのⅤ(整理券持って1万でおつりがなかった記憶あり)
Ⅴで初めてSFCが導入される、これを機にSFC買ったなんて人もいるかもしれない(うちはこれを機に買いました)
SFC化してからコントローラーのボタン数が増えるので親達が扱いにまごまごしているのに対し子供は飲み込みが早く、あっという間に使いこなしていた。(子供の適応能力ってスゴいんですよw)
このDQⅤ、ボクの小学生生活の中では最後のDQとなります。
DQⅤは大きく分けて 幼年期 少年期 青年期 という感じで構成されております。ある一人の青年が苦難を乗り越え成長していく物語ですね。
今までは 勇者=主人公 だったのに対し、Ⅴ以降からは勇者と主人公が別の枠組みになります。勇者が魔王を倒す という形式は変わっていませんが勇者が物語りを進行することはなくなりました、勇者中心だったDQから新たな時代の幕開けです。
物語は父親と二人旅をする6歳の主人公から始まります、この少年(主人公)のちにDQユーザーから 伝説の魔物使い とか DQ至上最強の僧侶 とか言われるようになります。
DQⅤの幼年期は今にして思えば「自立」がテーマだったんじゃないかと自身が親になってから思うようになりました。
今までずっと父親の背中を追いかけていた少年があるときをキッカケに一人で洞窟を探検します、そこで初めて一人で魔物と戦い人助けをします。
幼馴染のうちへ遊びに行った時もいじめられてるネコを助けるため幼馴染と共に深夜のレヌール城へお化け退治に行きます。(ボク猫の名前はプックル派です)
村で起こった不可解なイタズラ騒動のときはその原因であるベラと共に妖精の国で起こった事件を解決しました(10の春祭りのときになつかし~と思った人も多いはず、宿屋で風呂入ったガイコツまで再現されてるの見たときはやばいと思ったw)
これをすべて6歳の男の子がやってのけたのだからおどろきです、現時点でこの主人公と同じ年頃の子供がいますが、こんなにしっかりしてません(字は読めますがw)パパス氏の英才教育に脱帽です。
そして幼年期の最後は悲しいお別れが待っていました、少年の父の死です。
父は息子を助けるために、激しい暴行のあと殺されてしまいます。6歳の子が受けた心の傷は壮絶だったに違いありません。
かあさんは生きている、かあさんを探せ!
父の残したこの言葉を糧に少年は心に傷を負いながらも10年間奴隷として耐え忍びながら生き抜いてチャンスを待つのですね。
なんともすさまじい自立から始まったものです。
(続く)