Ⅵはよく考えるとおとぎ話のような展開が多いような気がしました。
鏡姫のお話
悪い魔法使いがお姫様に言い寄るけど振られてその腹いせに何百年も鏡にお姫様を閉じ込めるお話。この魔鏡は代々フォーン城に伝わってきて今のフォーン城の王が鏡姫に一目惚れして主人公達になんとかしたいからラーの鏡を持ってきてくれと依頼する所から始まる。
色々あって最終的に魔法使いを倒してお姫様は晴れて鏡から解放されます。
「私の古い知識でしたらなんでもお教えします。」
なんて心強い!なんて期待して後日お姫様に会いに行きますが、
「私の古い知識を持ってしても魔王のことはわかりません・・・」
・・・使えない、一言そう思いました。
人魚のお話
ある村で人魚を匿っている男の話。
あきらかに何か隠している男の後を付いて行くとなんと人魚を発見、嘘のヘタクソな男である。DQで初めて人魚が登場したのがこのⅥです、今までエルフやドワーフが出ていたのに人魚がずいぶん後だったのが意外でした。モンスターにマーマンとかはいたんですけどねw
人魚と人間の恋・・・DQではこの異種族との恋愛は割とあったりします。その元祖はⅢのノアニール眠り事件ですね。エルフの女王の娘が掟を破って人間の若者と恋に落ちエルフの里の宝 夢見るルビー を持ち出して駆け落ちするというお話。怒った女王は若者の住んでいたノアニールの村を何十年も眠らしてしまうことになります。結局娘はルビーと遺書を残して若者と心中してしまいましたが駆け落ちまでしたんならどこか二人でひっそりと暮らしていけばいいのになんて当時は思ったものです。
許されぬ恋ならば せめてあの世で一緒になります アン
こんな内容の遺書だったような気がします。まぁ周りの反対もさることながらエルフと人間とでは寿命も違いますしね、どうがんばっても若者の方が先に死んじゃいますからそれを踏まえて若者も一緒に死ぬ決意をしたのでしょう。(今の時代そういう心中は流行んないけど当時は多かった気がします)
あとは魔族のデスピサロとエルフのロザリーとか天空人と人間とか竜人族と人間とか結構色々ありましたね。そういう意味ではアストルティアも異種族恋愛満載ですがw
雪女のお話
ある若い男が雪山で倒れているところを雪女に助けられます。雪女は男に自分のことを決して他の者に話てはいけないと念を押して村に返しますが酒の席でそのことを他の人に話してしまいます。怒った雪女はその男以外をすべて氷付けにしてしまうお話。主人公たちがこの氷づけの村にやってくると一人の老人だけがいてあとの人たちはみんな凍っていました。雪女の怒りを解いて村を戻してもらいますがあとに残ったのは50年の歳月を過ごした元若い男と50年分の時の止まった村人たち、この溝をその後どう埋めるのかはわかりません。
こっちとしてはすでに死んでいると思われた人物が氷付けによって長い歳月を生きていてくれたおかげてサビサビの伝説の剣を手に入れることができたんですけどねw(あとデセオのパス様様)
おとぎ話のような展開で進んでくストーリーはなかなか面白かったと個人的には思っております。
(続く)