前回の続き
【勇者の生態について】
魔王を倒す(捕獲?)すべく様々な勇者達がダンジョンに乗り込んできます。数は1~3人くらい、1人でくることもあれば3人でくることもあります。当然勇者の数が増えれば難易度も上がってきますが、1人もバカにできたものではありません。個人的に最強と思った勇者は二作目に登場した勇者 はじめ 。これがべらぼうに強かった・・・。Lvマックスまで上げた勇者を迎え撃つ竜王な気分でした。(暇人を迎え撃つ魔王の気分が何となく味わえます)
勇者と言っても正統派勇者もいればトレジャー系な勇者や魔法使いな勇者もいます。中には これはアレを明らかに意識してるな と言う勇者もいます。
例:オハナハンの勇者 ポカパマ など
二人の従者を従える女勇者やオネェ系勇者など様々です。
当然勇者は今まで我々が使ってきた手法を使ってきます。その一つがセーブポイント、これがあるとせっかく倒した勇者がそこから復活してしまうので発見次第速やかにツルハシで壊していきます。せっかく生態系で増やした魔物も魔法によって一掃されるのを見ると勇者が悪魔に見えてきます。
マジ、勇者ちねよ・・・。
今までにない感情ですねw
【魔王の人物像】
勇者を倒して世界制服を目論む典型的な魔王です。
様々なアドバイスをしてくれます(戦闘には一切参加しない)この魔王がスマキにされてダンジョンの外に連れ出されるとゲームオーバーです。
私も毎回スマキにされるのはツライんで・・・。
負けまくるとたまにこんなことを言われます。
こんな魔王でも実は娘がいます(所帯持ちw)三作目で魔王が一時再起不能になった時に登場、魔王の代わりにしばらく魔王軍を仕切ります。
魔王と違い基本娘はこちらにタメ口です、ツルハシと呼ばれます。
あんまりにもナメた口をきくので魔王に、
ムスメよ・・・あまり破壊神様に無礼な口をきくでない・・・デンゲンを落とされるやもしれん・・・。
と注意されます。
途中魔王も復活し娘と共にダンジョンを仕切ることになります、今度はどちらか片方が連れていかれても片方が残っていればゲームオーバーにまなりません。戦略がちょっと変わってきますね。
三作目で初めてクリアしたのですが、世界を征服した達成感にちょっと感動しましたw魔王やるのもなかなか悪くないですねw
晴れて世界は闇に閉ざされました。
【ダンジョンの真意:ビオトープ】
ビオトープと言う言葉をご存知でしょうか?
ビオトープとはメダカやカエルなど小さな生き物達が生まれ、育ち、そして死んでいく『生息場所』のことを言います。昔は身近だったこのような場所が年々なくなってきていることを肌で感じます(雨上がりの水溜りでアメンボを見かけなくなったとか朝起きて最近スズメのチュンチュンを聞かなくなった気がするなど)
急速な土地開発の名のもとにどんどん減少しているビオトープ。
この 勇者のくせになまいきだ。 はそんな今の現状を解釈して作られたゲームだそうです。
ビオトープ=ダンジョン
生態系=魔物
開発=勇者
それに歯止めをかけるために奮闘する魔王。
生き物にとって一番いいことはたぶん人間がいなくなること。
人間にとって世界は闇に閉ざされたことなのかもしれないけれど魔物(生き物)にとってはあるがままの生態が解放された太古の世界なのかもしれません。
たまにゲームショップで中古で置いてあるのをみかけるので興味があったらぜひプレイしてみてください。ひまつぶしにはすごく丁度いいですよw
(続く)