オチを把握した上で観に行ったぞ。思うところがあっての。
ネタバレ有。
・・・
・・・・・・
こういう原作がある作品の映画化は、尺に収まらない内容を分解して再構築する必要があって、それは脚本家の力量にかかってると思う。三部作なんて作る余力は無いだろうしね。
で、幼少期は省略しすぎだと思ったけど、その他はうまく組み直したなぁと感心していた。
正直、オチを忘れて物語にのめり込んでしまった。
それだけの魅力があったのにやっぱり最後で台無し。
ヘンリーもビアンカもみーんな作り物。
いらそらわかっとる。それを言うならアンルシアも作り物。ドラ◯もんだっていないし、怪獣ゴ◯ラだって架空の生物、桃から人は生まれない。僕だって見た目は世界で一番可愛いプクリポだけど、実際は男版ワグミカみたいなもんだし。でもその前提の上で人は作品に入り込んでいくんでしょ。逆にどれだけ作品に入り込ませるかが作り手の腕の見せ所だと思う。
その点、この映画は少なくとも単細胞の僕にとっては、事前に仕入れたオチがすっ飛ぶ程、この映画のストーリー(あえてドラクエ5とは言わん)に没入できた。
なにゆえ冷や水を浴びせるんじゃ。あまりにもむごい。
原作を侮辱しているという意見を見かけた。
でも僕はむしろこの「ラストを除いて素晴らしい映画」に携わった人達を一番侮辱している気がする。監督含めてね。少なくとも一石をいしつぶてしていない。できていない。メガンテの方がしっくり来る。
これに携わったスタッフは、人を引き込むフィクションを創る力があるのにもったいないってこと。もちろん原案はドラクエ5だけども。
なまじ出来が良いばかりに
私の 本当の おそろしさを
見ることになるとは......。
泣くがいい 叫ぶがいい
その苦しむ姿が 私への
なによりの ささげものなのだ。
勇者などという たわけた血筋を
私が 今ここで
たちきってやろうっ!
...なんの話してたっけ?