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ひかえめのポンコツ

ヨメサンダー

[ヨメサンダー]

キャラID
: LD586-982
種 族
: プクリポ
性 別
: 女
職 業
: 踊り子
レベル
: 133

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写真コンテスト

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ヨメサンダーの冒険日誌

2024-12-01 21:49:23.0 2024-12-01 23:51:53.0テーマ:コロシアム

10年ぶりの再会 第1章 突然の着信

第1章 突然の着信

冬の朝の空気はピリリと冷たく、雪に覆われた山が私を呼んでいる。今日はスノーボードの初滑りだ。目覚まし時計が鳴るより早く起き、板とブーツをバッグに詰め、厚手のジャケットを羽織って準備を整えた。朝の静けさを破ったのはスマホの着信音。画面には「マキちゃん(仮)」の名前が表示されている。高校時代からの数少ない友人の一人で、今も時折連絡を取る仲だ。

「何だろう、こんな早朝に」と思いつつ、電話を取る。

私「うぃ(´_ゝ`)」

寝ぼけた声が自分でも分かる。

マキ「今日ご飯行くよ」

と明るい声が返ってきた。

私「ふぇ?」

どうやら頭の回転が追い付いていないようだ。

マキ「今日、ご飯、行く、OK?」

と何故か片言のマキ。

私「今日、スノボ、行く、だから、No!……ってか、こっち帰ってきてるの!?」

一気に目が覚めた。マキちゃんは10年前に結婚して県外に引っ越し、今は夫と子どもと3人で暮らしているはずだ。地元に戻るなんて、聞いていない。

詳しく話を聞くと、物価の高騰で生活は何とか成り立っているものの、毎月貯金できる額が以前に比べ減っているのが気がかりで、スキルアップのために資格の勉強を始めたのだという。そこで、より集中できる実家に一時的に戻ることにしたらしい。偶然にも、今日は地元にいる最後の日で、明日にはまた県外へ戻る予定だという。

「ってことで、よろしくね」と、マキちゃん。
相変わらずの軽い調子だが、彼女の声にはどこか懐かしい響きがあった。

初滑りか、再会か。どちらも私にとって特別だ。悩む暇はない。人生の大事な選択肢は、こうして突然やってくるものだ。

第2章へ続く…
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