……ふっ、ふはははははっ!! 我は――地獄の侯爵婦人ヨメサンダーである!
貴様ら……我をBLしようが、――結果は、欠片ひとつ変わらぬ!! そう、まるでな! ほう……“これで形勢は変わる”とでも思ったか? 哀れなことよ……BLなど、戦局においては紙屑同然! 吹けば飛ぶ埃にも劣る価値しか持たぬのだ!
聞け、哀れな挑戦者よ……我の技量など、決して天を衝くものではない。せいぜい貴様らの自尊心が“まだ勝てる”と錯覚できる程度の、脆く頼りない力……だが――その我に敗北した現実! 努力も策も、指の隙間から零れ落ちる砂のように消え去り、残るは惨めなる敗北の烙印のみ!
おや……その顔、その震え……怒りか? 恥か? 悔しさか? ふふ……ふふふふ……よい、実によい! その悪感情、美味である!! おお、何と芳醇な絶望の香り! 甘美な苦味が舌を痺れさせ、我が魂を震わせるわ!
――さあ、もっとだ! 涙も、怒声も、後悔も……すべてが、我の糧となるのだからなぁぁぁっ!