お久しぶりのどうも、ヨメサンダーです。
さて、最近はコロシアムにも飽き、かといってフィールドに出るわけでもなく、
ドラクエ界隈から少し遠ざかっていた私。
そんなヨメサンダーが今回は、リアルの方でちょっとした冒険を始めた話をしようと思う。
そう――私はついに、あの禁断の扉を開いたのだ。
そう、マッチングアプリという名の新世界へ。
プロフィールを作り、顔写真を載せ、趣味の写真も盛り付けて、準備は完璧。
言うなれば「転職クエスト」前の装備チェック状態。
意気揚々とスタートを切った私。
数日後――ピコーン!
運命の通知が鳴る。
1件の「いいね」。
心の中でファンファーレが鳴り響く(※実際は無音)。
相手のプロフィールを確認。
顔写真は、まあ普通。
自己紹介文も、まあ普通。
総評:「ギリ合格」。
というわけで、やり取りを開始。
最初は天気の話や趣味の話など、他愛のない会話。
特に盛り上がりはしないが、まぁ最初はこんなもんだろうと思っていた。
――が、事件は突然起きた。
私が「どうして私が気になったんですか?」と聞いたその瞬間、
彼の返信が届いた。
「そろそろ結婚もしたいし、だから高望みもしてられない。妥協も必要と感じて〜」
……は?
一瞬、時が止まった。
次の瞬間、私の脳内でサイレンが鳴り響く。
⚠️⚠️⚠️バカ発言検知⚠️⚠️⚠️
怒りゲージMAX。
「ヨメサンダー、臨界突破。」
背中に雷が走り、部屋の照明が一瞬チカッと光った(気がした)。
「妥協も必要」だと?
それを言う相手を妥協した私の判断を呪いたいレベルだわ!
スマホを握りしめ、親指が勝手に動く。
ブロックボタンまでの移動速度、0.3秒。
(オリンピック競技に採用しても金メダル確実)
そして私は悟った。
妥協という言葉を軽々しく使う者に、未来はない。
怒りが収まらない私は、夜のコロシアムにログイン。
現実世界で燃え上がった感情を、そのまま仮想空間にぶつける。
「お前ら全員、妥協の化身と思えぇぇぇ!!!」
剣を振るう。敵が倒れる。雷が舞う。
その光景はもはや、怒りのエレクトリカルパレード。
一晩で敵100体をなぎ倒し、怒りメーターはようやく落ち着いた。
モニターの光を見つめながら、私は静かにつぶやく。
「妥協? そんなの、スライムにでも食わせとけ。」
――以上、ヨメサンダーの近況でした。