ワギ
『裁定者の審議は終了した。現領界の竜族に咎はなく、贖罪は為された』
監視端末テミス
「我が神ワギよ。それは愚かな選択です。
竜種はどの時空間においても悪だと断定。
ヒトの形をとる者においても、判断を誤り続けます。
──例え、高度な科学の徒である、あなた様の種族においても、例外はなかったではないですか?」
ワギ
『科学とは、行動と修正(トライアル・アンド・エラー)に他ならぬ。
行動する勇気と善しへと修正し続ける知恵。
その初心へと再起させてくれたのが、他ならぬ裁定者であり、我等も再び、善しへと修正し続けるべきなのだ』
監視端末テミス
「当機には理解が及びません。理解不能」
ワギ
『正義と法の女神の名を持つモノよ。いつかお前ならアガガガガガガガgくぁswでrftgyふじこ』
監視端末テミス
「?! 外部からの干渉あり。緊急再起動」
???
「 ぉ ~~ レヽ ! 見 ぇ τ ゑ ~~? ちょ ─ 、 ゥ 于 カゞ 言舌 ι カゝ レナ τ ゑ @ レニ 、反応 ι ょ ぅ ぜ~。」
監視端末テミス
(ウェディ種確認。言語が古代ヴェリナード地方の文明と該当せず)
???
「せっ カゝ < ぇ軍 ひ″ ナニ″ ι ナニ @ レニ 、 丿 ─ 反応 ー⊂ カゝ マ ゙/″ ぁ 丶) ぇ ω τぃ ─ !」
監視端末テミス
「言語理解不能。意味不明」
???
「 走召 ぅ ご < ι″ゃ ω ~~! 目 ー⊂ カゝ 光っττ、 走召 カゝ っ レナ ─ ω τ″す レナ ー⊂″~!」
監視端末テミス
「もう少し規則性のある言語を使用してください。ニホン語でOK?」
通りすがりのプクリポ
「いや、マカロングラッセの言葉が理解できる奴なんて、アストルティアには存在しないと思うプクよ?」
マカロングラッセ
「 ぇ ぇ ~? ゥ 于 を 豆頁 @ 可哀想 ナょ 人 @ ょ ぅ レニ 言 ぅ @ マ ゙/″ ゃ めτ~」
(ええ~? ウチを頭の可哀想な人のように言うのマジやめて~)
監視端末テミス
「そこのプクリポ種の方。このヒトは何なのですか? 意味不明です」
通りすがりのプクリポ
「そいつは世界宿屋協会の異世界特派員やってる変わり者プクよ。
オレはくっきー。こいつのサポート仲間。
ナドラ教団の人らと共同で、安全確認に来たのさ。
なんでも、お前さんの仲間が物騒かもってことでね」
監視端末テミス
「当施設はすでに特定種族への排除行動は永久停止中。故にあなたたちへの安全は保障されております」
くっきー
「そいつは面倒ごとが減ってありがたいプク。
ダークキング騒動とかで、ただでさえ金使ってるからな。
そうそう。唐突で悪いけど、ここの情報を報告書にまとめるために、一緒に来てくれないか?
ただでさえ意味分からん場所で、意味わからん奴と組まされて困ってたんだプク」
監視端末テミス
「…………条件があります。この領界を開放した、裁定者トウカの情報を求めます」
マカロングラッセ
「も ι カゝ ι τ恋 レよ″ ナょ ~!? □ 朮″ッ ├ カゞ 恋 ー⊂ カゝ マ ゙/″ ぁ 丶) ぇ ω τぃ ─ 」
(もしかして恋ばな~!? ロボットが恋とかマジありえんてぃー)
くっきー/監視端末テミス
「「こいつうぜえ~」」
マカロングラッセ
「 ゥ 于 カゞ ぁ、 工 □ カゝ ゎ レヽ レヽ ] ─ 〒″τ″ ノヾ ッ 于 └| ≠ 乂 τ ぁ レナ″ ゑ カゝ ら、 ー⊂ 丶) ま大船^^!」
(ウチがぁ、エロかわいいコーデでバッチリキメてあげるから~、とりま大船^^!)
監視端末テミス
「やめてください! 壊れてしまいます! アガガガガあせdrftgyふじこ」
くっきー
「……まあなんだ。トウカって奴のことは知ってるプク。
グレンの住宅地の宿で、たまに大量のふくびきを持ってきて、大量の魔法の聖水と交換していくんだ。運営に呪いの言葉を撒き散らしながらよ。
オレらに協力してくれた後なら、連れて行ってやるぜ?」
監視端末テミス
「あーね! じゃあウチ行くいく~~! トウカちんのこと、超気になってさぁ! マジ恋じゃね的な~?」
マカロングラッセ
「 、ナ 丶) 気 レニ 走召 ら 、ζ、″ レま° ょ っτ ゑ ι″ゃ ω ~! ⊇ れも ぅ イ士 亊 ├″ 勺 っτ応 才爰 す ゑ ι カゝ ナょ レヽ ι″ゃ ω !」
(さり気に超らぶぽよってるじゃん~! これもう仕事ドタって応援するしか!)
くっきー
「うわあ……。もうオレ知らねー」