トウカ
「はい。というわけで、新しい領界も含めて、魚釣り全種類を制覇しました!」
セーリア
「おめでとうございますトウカさん!」
ハザクラ
「毎回すごい魚を釣ってくるので楽しみですー」
監視端末テミス
「ぶっちゃけ、アストルティアの釣りの技は物理法則を無視しすぎで、もぅマヂ笑える~。相撲とかやめて、魔王とか釣っちゃえば? って感じ」
セーリア
「ところで、トウカさんトウカさん。お土産の方はどうなっているんですか?」
トウカ
「ああ、そのことだけど……リードシクティスという世界最大の魚類を釣ってきたよ」
セーリア
「最大ですか!? 世界最大という響きに私はロマンと食欲を抑えられません!」
魔ルシア
「待てぃ! 私はもう、あんな化け物を料理なんかしないからなっ!
前に釣ってきたエラスモサウルスとか、魚じゃなくて恐竜だろ! 思いっきり名前からして!
しかも、お前が持ってくるでかい獲物全般が臭いんだよ!
アンモニア臭直撃だ! 血液が特に臭いんだよ! 内臓など地獄だ!
さらに、剣まで使ってさばいた後、セーリアに『ちょっと魚臭いですね』とか言われたんだぞ! よりによってウェディに! あの魚種族に!
もう魚臭いのいやぁ~~~~!!」
監視端末テミス
「魔ルシアちんがマヂ泣きしてる……」
ハザクラ
「落ち着いてください魔ルシアさん~」
トウカ
「そうだぞ。落ち着くんだ。今回はなんと私が料理してきたのだ」
魔ルシア
「お前がか!? 私はもうなにもせんぞ! お風呂入った後だから何もしないぞ!」
トウカ
「安心しろ。1890cmの大物だったが、なんとか料理してのけた!」
魔ルシア
「そんな過去最大級の化け物をどうやって料理を?」
トウカ
「炎の領界で焼いてきた」
魔ルシア
「ワイルドどころか、ワールドワイドな調理方法だな……」