魔ルシア
「それは……?」
トウカ
「ダークキングっていう凶悪なスライムから得た戦利品だよ」
魔ルシア
「かなりの魔力が込められた剣みたいだな。刀身に刻まれた文字が明滅している」
トウカ
「今回はこれを私好みに染色するんだよ」
魔ルシア
「ほお」
トウカ
「いつものごとく赤に染めてみた!」
魔ルシア
「お前が愛用しているザンクローネの剣に似ているな」
トウカ
「印象が結構変わるもんだねえ」
魔ルシア
「ふっ、さすがにお前にはその剣大きすぎないか?
まるで引越しの荷物のような無茶ぶりを感じるぞ?」
トウカ
「う、うっさいなあ!
背丈に見合わない巨大な武器は女の子のロマンなんだよ!
そのギャップがいいんじゃないか~~。
ちなみに、この剣と私の全体重より、お前の体重の方が重いからね……。
相撲自慢のパラディンを引きずってただろ? そっちの方が引くわー」
魔ルシア
「う、うるさいなあ!」
トウカ
「1286」
魔ルシア
「私の体重を言うなぁ~~!」