トウカ
「生きてたか」
リボンちゃん
「もう! 生きてるよー! トウカたまお久しぶりなの」
トウカ
「てっきりリストラされて、冒険広場で『ふむー。またいつかリボンちゃんを復活することもあるかもですねえ』みたいに、おざなりに返答される存在になるのかと思ってたよ」
リボンちゃん
「運営の人もちゃんと私のことを覚えてるよー! だから今もバトンを回してるのっ。内心びくびくだったけど!
それでね、今回のお題は『DQⅩであなたのお気に入りの場所は?』なの!
トウカたまはお気に入りの場所はあるの?」
トウカ
「家」
リボンちゃん
「ん?」
トウカ
「この家だよ。
ハウジングに凝ってから、妙に愛着湧いてね。
メイドさんや、変な同居人も増えて、なんだかんだいってアストルティアに帰ってきたいと思える場所なんだよ。
おそらくこの家がなかったら、私はアストルティアに興味を失って、大魔王を倒した後、二度と帰ってくることもなかっただろうし、こうしてリボンちゃんがバトンを届けに来ることもなかっただろうね。
だから、結構思い出のつまっている絆のある家なんだよ」
リボンちゃん
「トウカたまの家はあったかくていいね……」
トウカ
「でもね。家には大変なことがあるんだよ」
リボンちゃん
「ハウジングが大変なの?」
トウカ
「雑草!」
リボンちゃん
「雑草!?」
トウカ
「春は雑草がすごいんだよ。私はアストルティア以外にもいくつか土地持っててね。ふと様子を見に行ったら、なんとプチ林になってた!」
リボン
「ものすごい雑草の勢いなの~」
トウカ
「なんかね、いつのまにか私の身長より高い謎の雑草が2ヶ月のうちに100本近く生えてるのさ。
箒の柄くらい太い茎でね。まるで木と草の中間のような大きさ。
ツクシみたいに力を入れると簡単にスポッと抜けるんだけど、でかいし、人が通れないくらい沢山生えてるから、抜いた後も大変!
今日は全身が痛くなるまで雑草を退治してた」
リボンちゃん
「それはお疲れ様なのー」
トウカ
「お! ここにも雑草がおる……」
リボンちゃん
「私を引き抜こうとするのはやめてなの~~!」