リソル
「魔族と人間は一緒にはいられないんだよっ!」
トウカ
「ごめん。一緒に住んでるわ!」
リソル
「はぁ~~!? 訳わかんねえよ!
それにこの姿が怖いはずだ! 人間は魔族に対して本能的に恐怖心を感じるんだよ。 醜いだろ! 身の危険を感じるだろ?
それで今までどおり行くわけがないだろ!」
トウカ
「美少女の姿から、頭がカブトガニの化け物になる奴より100倍マシだろ!
あやまれ! あいつにあやまれよ!」
魔ルシア
「っくしゅん!」
セーリア
「今日は昼が暑くて、夜は冷えますよね」
監視端末テミス
「魔ルシアちん、体を詳しくスキャンしようか?」
魔ルシア
「いやいい。私は風邪など引いたことがないんだ。
どうせ、トウカがよからぬ事を考えていて、それの虫の知らせだろう」
セーリア
「風邪を引いたことがないって……それって馬──」
魔ルシア
「おいっ!」