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魔界の社長

マリス

[マリス]

キャラID
: KA418-857
種 族
: オーガ
性 別
: 女
職 業
: 賢者
レベル
: 99

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マリスの冒険日誌

2015-07-07 07:48:03.0 テーマ:その他

第3話 「復讐」〜真紅の爪跡〜白虎聖騎士団諜報部活動報告

そこには恐るべき人物がいた…

それは名だたる政治家でさえ頭が上がらないとされている
名家サユ家の女当主がいたのだ……!
そして側にはガートランド銀行の女所長まで…! 成る程…多額の税金と称し民衆から得た金を銀行に納めさせ、
そこから不正に流用し貴族に流していた訳か……
クズな貴族の考えそうな事だ…

そしてサユ家女当主が…
復讐の元凶が今そこに…!

サユ家は私が幼少の頃…
私の家族を騙し
全財産を根こそぎ奪い…!
更には証拠隠滅の為家族を惨殺した…
幼かった私は運良く隠れて生き抜いていたが…
私の全てを奪っていった張本人…!

私が盗賊になったキッカケでもある…

サユ家の女当主は狙われる事が多く
ほとんど姿を現さない
外出時は
見張りや護衛も裏業界ではかなりな猛者を多人数ひきつれている…

そういう事もあり今まで狙うのは自重してきた…
紅爪のマリスと言えど、
親の仇とはいえ
危険過ぎる相手だったからだ

今なら護衛も見張りも裏取引という事もあり
周りには誰も居ない…!


今なら……!
夢見た復讐を…実行出来る…!
今の私なら……
あいつを…殺せる……!


そう思った瞬間

最早…

銀行女所長と女当主を
赤い爪で引き裂いていた…
文字通り八つ裂きにしたのだ…。


一瞬の出来事だった…


爪は真紅に染まり血まみれの現場に気付けばマリスは立ち尽くしていた…

復讐が終わりを告げた筈なのに…

復讐に汚れた紅い爪を見た途端…

心は自身の爪で引き裂いたかの様な痛みと共に…
虚無感に襲われた…
 
全てが……終わった……

私は生きていく理由が無くなったのだ…と感じた

マリス「父さん…母さん…今からそっちに…逝くね…」

そう呟いた後
復讐に紅く染まった紅爪を
自分の左胸につき刺そうとした瞬間……!

爪は寸前の所で止まっていた

マリス「……⁉︎」

ふと腕を見ると
腕が何者かによってガッチリ抑えられていた…!



???「その命…俺が貰い受けよう」


この男は一体…⁉︎
止めたにしてもスピードが速すぎる…!

マリス「お前は…一体…?」


ルデス「俺は白虎聖騎士団   団長ルデスだ。
紅爪のマリス…復讐を果たせた様だな」


マリス「何故それを…⁉︎」

ルデス「お前を調べさせてもらった
お前の最近の行動を近くで監視してはいたが
かなり腕がたつと見た
自身で捨てる命であるなら民の為に尽くしてはみないか…?」

マリス「…依頼人の虎とは…お前の事か……」


ルデス「あぁそうだ…お前を調べた上で
復讐を果たして貰いたかったからな。」

マリス「何故だ!何故そこまでして!私に……!」

その瞬間に足に力が入らずその場に崩れ落ちた

ルデスがマリスの側にひざまずき
話を続けた ルデス「お前…本当は復讐などには向かぬ義賊である事に
自分で気付いてはいないのか…?
沢山の貧困に喘ぐ民を助けていただろう?
お前には諜報の才能と民への愛がある
俺はその才能と愛を見込んでいる
民の為にその才能がガートランドだけではなく
更に大きな希望になると俺は信じている
だがな…
復讐を果たさぬまま騎士団にお前を迎え入れた所で
冷静な判断は出来ない
今回の依頼も情報収集が目的だった筈だが
結果お前は復讐の為に冷静さを欠いた
だからこそ先に復讐を果たさせたのだ
まっさらなお前を騎士団に迎え入れたかった
俺は無駄な殺しはあまり好きではない
お前の殺したあの2人は元々S級犯罪を犯していた
死刑同然の輩だったという事もあり容認した」

マリス「全て…お見通しだったという事か…」

ルデス「いやお前の情報を得るには随分と骨を折った
その長けた諜報能力、隠密能力を持っていながら捨て去る命なのなら民に捧げてはみないか?」

マリス「…この…復讐に汚れた紅爪の私が…
まだ民の役に立てる…のか…?」

ルデス「あぁ民の為にお前にしか出来ぬ事が白虎聖騎士団にはある。」

私はこの時思った

生きる目的が無い私に
生きる目的を与えてくれた
愛する民に命を捧げ
ルデス団長に忠誠を誓おうと…。


決心したのだ
この時マリスの目には
両親を殺された日から枯れた筈の涙が溢れていた…

そしてルデス騎士団長の前にひざまずき涙ながらに言った…

マリス「私…マリスは…!
白虎聖騎士団に正式に入団し…!
王国並びにルデス騎士団長に自ら精魂尽きるまで
尽力するとここに誓います…!!」

ルデス「マリスお前は今日、白虎聖騎士団の諜報部に入団を迎える!」

マリス「……はっ!」

これがルデス騎士団長と私の出会い

その日から私は
白虎聖騎士団 諜報部 部隊長として
自分の存在意義を得た

明日は何故
愛巣徒琉輝威亜爆走族を作ったかを話そう……
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