エラリィの冒険日誌

アストルティア読書会です
主催者がリアルで忙しくなってしまって、月一開催をめざしているのに、なかなか開催できておりません(>_<。)
そんな中、アストルティア民である方の田中静人先生が新しい本を上梓されました。
「オタクと家電はつかいよう　ミヤタ電器店の事件簿」
田中静人　宝島社文庫
ISBN978-4-8002-9737-2
今回はこの本を課題図書にして、フリートークを開催しました。 そして、今回も著者である田中先生が参加してくださいました
上の写真の合唱隊衣装のウエディ娘です
ちなみに主催は同じ衣装のプク雄
中央に扇風機があるのは、電器店へのリスペクトです（今回の参加者からのいただきものです　ありがとう）

お話は連作短編形式の本です。いろいろな家族関係にまつわるミステリーに入っていく道具が家電で、家電の販売修理を手がけるミヤタ電器店の宮田店長が探偵です。
客を一目見て「ドライヤーの買い換えを検討ですか？」とホームズばりの推理を見せつけたり、家に入るなり炊飯器の調子が悪いことを見破ったりして客を脅かせつつ信用を得て、客のトラブルをかいけつしてゆく。
単なる家電にまつわる日常の謎の解決と思わせて、章の最期に伏線がはられており、本の最期に全て回収されるミステリーです。

創作中の裏話をたくさんおききすることができました(*´艸`) なお、田中先生の既刊「陽気な死体は、ぼくの知らない空を見ていた」も好評発売中です
この本が上梓される前の原題は「空と大地と陽気な死体」でした。アストルティアの皆さんにはおわかりのとおり、ＤＱ８ですよね

田中先生が読書会中におっしゃった中で「堀井雄二のワードがすり込まれている」というのが印象に残っています。ドラクエのセリフは確かに我々にすりこまれていると思います。

田中先生、御参加いただいたみなさん、どうもありがとうございました。

次回読書会はいつになるか言明できませんが、なるべく早めに今度はいつものように、各自のプレゼンテーション形式でやります。

次回４６回目の読書会への御参加もおまちしています。