【嵐の領界にて】
シルファー「あれ?あそこにいるのドルイドじゃん。」
シルファー「おーーーい!」
ドルイド「あぁ?なんじゃ、お前さんかい。」
シルファー「酷い言いようですな。いつもは影の谷で俺に倒されてんのに、なんでこんな場所にいんのよ?」
ドルイド「お前さんも知っとるだろう。影の谷だって、いつまでも安全とは限らん。下に向かう塔や、魔障など様々。だからこうして、洞窟内なんかに安住の地を求めているんじゃがな・・・。」
シルファー「なんか問題でもあんの?」
ドルイド「お前さん、グレイトドラゴンを知っとるか?」
シルファー「ん?ああ。あまり戦ったことはないけど、あの黄色くてでっかい竜でしょ?」
ドルイド「ああ。そのグレイトドラゴンは、かねてよりこの嵐の領界に長く住み続けているらしくてな。あの存在感じゃろう?ここ近隣ではずいぶんとでかい態度でのさばっているらしい。特にワシらみたいな余所者には厳しくてな。」
シルファー「じゃあ、あれかい。そいつがお前らが住み着いた洞窟なんかも荒らすわけかい?」
ドルイド「そういうことだ。どうじゃお前さん、あいつを倒してくれんか。ワシらもあいつがいなくなれば、安心して住みかを得られるんじゃが・・・。」
シルファー「ドルイドの住みかねぇ・・・。」
ドルイド「そうじゃ。どうだ、頼まれてみんか?」
シルファー「・・・」
シルファー「いやいやいや、別に俺がグレイトドラゴンを倒したところでなんの利益もないし?俺が用があるのは影の谷のドルイドだし?住みかだろうがしらんけども。勝手にやってくださいよ。」
ドルイド「・・・・。そ、そうじゃな。まあもともとワシらとお前さんは敵同士。頼みごとをするのも筋違いというものか・・・。すまんかったな。忘れてくれ。」
シルファー「ほいほい。まあ今回はたまたま立ち寄っただけだから、これで。」
ドルイド「うむ、達者でな。」
シルファー「いつもは倒されてばかりのくせに・・・調子狂うなぁ。」
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???「なんだ貴様。この俺様になんの用だ。」
シルファー「いや、まあ」
シルファー「なんかお前のせいで困ってるやつがいるらしくてさ。」
【続かないよ!!!】