俺「・・・・」
シルファー「今週ほとんど朝5時出勤だったね。」
俺「ん?ああ・・・。」
シルファー(だいぶ参ってるな・・・)
シルファー「ちょ、ちょっとくらいは休んだ方がいいんじゃないかな!体は大事だしー・・・」
俺「そういうわけにもいかんのよ。社員みんなが仕事できるわけじゃないしな。」
シルファー「で、でもこのままじゃ体がもたないよ!ストーリー楽しみなんでしょ!?その前に倒れたりなんかしたら・・・!」
俺「だからですよシルファーさん。だから休むわけにはいかんのです。」
シルファー「えっ・・・?」
俺「ストーリーがあるから。何ヵ月かしたら、魔界を駆けるシルファーの姿が楽しみだから・・・!」
シルファー「だからそのために!」
俺「魔界でたくさんの試練に直面するシルファーたちを目前にして!俺が今この試練から逃げ出すわけにはいかないんだ!!!」
シルファー「!!!」
俺「いいかよく聞け。忙しかろうがなんだろうが乗り越えて、お前たちを必ず魔界に連れてってやる。これはお前たちのストーリーに繋ぐ、俺のストーリーだ。必ず乗り越えてみせる!」
シルファー「・・・」
シルファー「ば、ばかじゃないの!すこしくらい休んだってストーリーくらいできるのに!勝手にすれば!?」
(タッタッタッ・・・)
俺「・・・・。まあ、男の意地みたいなもんだし・・・、伝わらなくても仕方ないか・・・。」
【だいぶ離れた場所にて】
シルファー「きいたよね」
ユキ(左)「早めのパブロン」
シルファー「殺すよ」
ユキ「ごめん」
シルファー「あいつ、どうやら本気だよ。」
みさお(右)「みたいだね・・・。」
ユキ「まあ同じ男として、いくらかわかるけどね。ああいうの。」
シルファー「理解には苦しむよ。でも私たちのためにあいつが頑張るっていうなら・・・。」
ユキ「うん、そうだな。」
みさお「私たちもそれに応えなきゃ。」
シルファー「魔界に行ったら全力で冒険して、戦って、あいつを楽しませてやろう!それがあいつに対する最大の恩返しだよ!」
ユキ「よっしゃ!」
みさお「やってやろうよ!」
シルファー「楽しみだね!!」