【人物紹介】
シルファー(青髪・メイン)
ユキ(黒髪・サブ)
みさお(金髪・サブ)
【それは、数時間前のことだった。】
俺「また残業だった・・・。」
ユキ「ただの残業じゃないんだろ?」
俺「うん。俺だけ残業。要領が悪い訳じゃないんだよ。俺だけ遅くまでやらされるんよ・・・。」
ユキ「お、おう。なんか大変みたいだな。」
俺「ううぅ・・・。」
みさお「大丈夫だよ。プレイヤーさん!」
俺「えっ?」
みさお「プレイヤーさんが頑張ることで会社が助かってるんだもん!すごいんだよ!えらいよっ!!」
俺「女神や。女神がおる・・・!」
俺「さて、アイツは・・・」
シルファー「だっはっはっは!!!また残業!!年明け以降定時なしは不幸すぎるwwwwプレイヤーくん今年の運勢絶望的じゃんかwwwwあっはっはっは!!!」
ユキ「お、おいシルファー・・・。」
俺「おい、このやろう・・・」
みさお「プレイヤーさん!シルちゃんこれでも裏では割と心配したりしてるから!」
俺「それなら何しても許されるわけちゃうわい!やいシルファー!そんな態度取るとなぁ!インする回数減らしてやるからな!!」
ユキ(また心にもないことを・・・)
シルファー「な、なんだとう!?お前、みさおが甘やかすからって調子に乗るなよ!!」
俺「うるさいわ!今日という今日は思い知らせてやるぞ!!」
シルファー「かかってこいよ!男が一度出した拳は」
シルファー「戻すんじゃねえぞおおおおお!!!!」
【現在】
わかっていた。あいつも心のなかでは心配していたことを。
だがいくら俺とシルファーの仲とはいえ、調子に乗ってるあいつを一度こらしてやらねばならなかった。
しかしよくよく考えればわかることだったじゃないか。
俺は一般人、シルファーはレベル120のバトルマスター。どうあがいたって敵うわけがない。
でもさ・・・でもさ・・・
こんな顔になるまでボコらなくてもいいじゃないか。
おわり