シルファー「はぁっ・・・はぁっ・・・くそっ!」
少年「お姉ちゃんのうそつき!逃げて帰ってきたじゃないか!」
シルファー「あ、ああ。ごめんね。お姉ちゃんよわかったよね。」
少年「どうして戦わないの・・・?」
シルファー「・・・」
シルファー「怪獣を倒すだけじゃ、なにも意味がないからさ。」
少年「えっ・・・?よくわからないよ。」
シルファー「たとえ戦いに勝っても、街が壊されちゃ意味がないからね。」
少年「そんな・・・じゃあどうしたら」
シルファー「じゃ、お姉ちゃんはまた行ってくるから。」
少年「えっ!?」
少年「ダメだよ!傷ついてるのに!それに勝てるかもわからないじゃないか!」
シルファー「この体がもたなくなったって、最後に君を、この街を護りきれば、それがお姉ちゃんの【勝ち】さ。」
少年「そんな・・・。なんでそこまで!」
シルファー「なんでだろうなあ。護りたいから、って言うしかないかな。」
少年「そんなのわからないよ!」
シルファー「いつかわかるさ。じゃ。」
少年「お姉ちゃん!!」
つづく