シルファー「それでなにか、答えは見つかったかね。」
竜騎士「答えというか、まあ吹っ切れたな。」
シルファー「ほう。」
竜騎士「どうやら復讐以外にも、この世界に自分があらわれた意味はあるらしい。やはり無念に散った過去のようにではなく、今度こそ自由に生きたかったのだ。」
シルファー「はい。」
竜騎士「一度死んでいながら、生きるというのもどうか。そこもひっかかっていたが、復讐の気持ちが消えてなおこの世界に存在しているのだから、我ながらこの世界にいたい気持ちは強いらしい。」
シルファー「まっ、キミ考えすぎだからさ、好きにやりなよ。」
竜騎士「ああ、そうする。ちなみに」
シルファー「ん?」
竜騎士「いつまでも名がないのは不便だ。」
シルファー「ああ、怨念の集合体だもんね。固定の名はないよね。」
竜騎士「ならばと自分で決めた。タルパと呼んでほしい。」
シルファー「よしよし。これから楽しい生活のはじまりだな!」
タルパ「ああ。ちなみにだが。」
タルパ「やけくそでハウジングするなよ。」
シルファー「よし表出ろお前。」