マチ(これは・・・私の記憶?)
『幼い頃、今回と同じようにここへ迷いついたお前は、この私に出くわしたのだ。』
【フハハハハ!こんな所へ一人で来るとはなあ!】
幼少マチ「うわぁっ!嫌だ!助けてっ!」
【泣いても無駄だ。地獄を味合わせてやろう。】
幼少マチ「嫌だ・・・嫌だ・・・・嫌だ!!!」
幼少マチ「うわああああああっ!!!」
【ぐ、ぐああっ!こんなガキになぜこのような魔力が!】
『幼少から魔力に優れていたお前は、あまりの恐怖と絶望で魔力を暴走させたのだ。』
【こんな魔力捨て置けようか・・・。いつか・・・ぐはぁっ!】
幼少マチ「な、なんだろうこれ?」
『お前の絶大な魔力をいつか我が物にしてやろうと、私は命からがら杖に姿を変えて回復を待った。』
『いつか、そういつか。お前はあろうことかその恐怖心から、この私を葬った魔法マダンテと、その時の記憶を自ら封じ込めてしまったのだからな!』
・・・・・
・・・・・・
【ようやく再びあのマダンテを使えるまでに成長した今、またこうして恐怖に陥れてやれば必ず暴走する!】
【さあ、死にたくなければマダンテを使え!そしてその魔力を喰らってやるわ!】
マチ「ぐぅっ・・・うあああああっ!!」