流剣「すぐそこだなんて、アイツはどこにいるのよ?」
『どこって、ここにいるじゃないカ。』
流剣「はぁ・・・?アンタこんな時に声真似なんか・・・・・」
流剣「っ!?」
『アハハハハ!驚いてる驚いてる!』
流剣「なによ・・・その姿!」
『これかい?』
『これが、僕の能力の使い道。』
流剣(声も姿もそっくりじゃない!)
『少し前にあの赤髪のほうの力を奪っただろう?僕はその姿をコピーし、自分の魔力に上乗せできるのサ!』
流剣「自分の力で戦わないなんて、ずいぶん悪趣味なのね!」
『なんとでも言うがいいサ。だから名前なんかいらないし、姿をもらってしまえば、あとはこれで暴れるダケ。ちょっとしたいたずらでこんな膨大な力をもらえたんダ。ずいぶんツイてるヨ。ハハハ!』
流剣「ふざけんじゃないわよ!そんなこと、私たちがさせないわ!」
『私たち・・・ネェ。ま、やれるものならやってみなヨ。』
偽剛拳『僕の力に魔力に耐えられるならネ!!』
流剣「!!」
流剣「ぐうっ!!」
偽剛拳『アハハハ!どうダイ!僕の力!!』
流剣「アンタの・・・力じゃ、ないじゃない!」
偽剛拳『いつまでその減らず口が聞けるかなぁ!!』
流剣(並の魔力じゃないわね・・・!何度もこんなの食らえないわよ!)
剛拳(・・・・・。)